クローズアップ現代

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『'''クローズアップ現代'''』(クローズアップげんだい、英称:''Today's Close-up'')は、[[日本放送協会|NHK]]で放送されている[[報道番組|ニュース・報道番組]]である。[[月曜日]] - [[木曜日]]の放送で[[NHK総合テレビジョン]]と[[NHKワールドTV]]および[[NHKワールド#NHKワールド・プレミアム|NHKワールド・プレミアム]]([[2008年]][[9月29日]]放送分からノンスクランブル放送)で放送されている。 == 概要 == 毎日1つのテーマについて取材報告と識者ゲストへのインタビューを行う。社会世相問題から[[トレンド]]、人物など硬軟を取り揃えた内容となっている。アメリカ・[[アメリカン・ブロードキャスティング・カンパニー|ABC]]ニュースの『[[ナイトライン]]』([[テッド・コッペル]]が担当した時代)やかねてから関東甲信越地域で放送していた「特報首都圏」と進行構成が似ている。 キャスターは1980年代からNHKで仕事をしてきた[[国谷裕子]]。週の最初の放送(月曜日)では、キャスター名の表示の際に[[振り仮名|ふりがな]]を付けている(代行キャスターの場合も含む)。 [[大橋一三]](NHK報道局経済部長)は本番組を含めた報道番組全般の傾向として経済ニュースの[[視聴率]]が高いことや、『[[NHKスペシャル]]』や本番組では、記者でもディレクターでも、どのセクションの人でも企画の提案ができる旨を語っている。 『[[週刊新潮]]』2014年5月8・15日ゴールデンウイーク特大号(38頁)に、国谷の意向により2015年春で番組終了の可能性があることが報じられた。 == 歴史 == [[1993年]][[4月5日]]、21:30 - 21:59(以下全て日本時間)に放送開始。前年度まで放送していた『[[NHKニュース21]]』のニュース部分と特集部分を切り離す形で21:30まではニュースのみの番組(『[[NHKニュース9]]』)に、21:30から特集部分を独立した番組として編成したことが始まりとされている。 2000年4月から21時台の番組が『[[NHKニュース10]]』のスタートに伴い再編されたため『[[NHKニュース7]]』に引き続いて19:35 - 20:00の放送に移管、それを機にタイトルとスタジオデザインが一新した。半年後の10月から現在の時間に落ち着く。 [[2004年]][[11月30日]]に放送2000回を迎えた。 2010年度夏の特別編成期間明けの8月30日放送分以降、テロップデザインに一部変更があるほか、新たに画面右下に番組タイトルが常に表示されるようになった(国内向け放送、NHKワールド・プレミアムのみ)。 [[2011年]][[2月9日]]に放送3000回を迎えた。ちなみに、当日取り上げた話題は「漫画"[[ONE PIECE|ワンピース]]"メガヒットの秘密」だった。 2011年4月放送分より、番組ウェブサイト上にて過去の放送の視聴率(関東地区)と、最近の視聴率ランキングを、そしてウェブ特集コーナーでは「番組の歴代最高視聴率ベスト10」を公表している。「視聴率にとらわれない」と掲げている[[公共放送]]・NHKが個別番組の視聴率を自ら積極的に公表することはかなり異例。 2013年4月1日深夜より、放送当日の内容の再放送を当日深夜24:10-24:36(翌曜日0:10-0:36)を基本として行うことになった。 2015年9月に秋葉原の総監督出演した。ヤフー乗っていた == 司会者 == ; 現在の司会者 :* [[国谷裕子]](番組開始時から2016年3月) ; 休暇・取材出張時の代行司会者 :* [[内多勝康]](2012年2月8日・9日、3月8日、[[2013年]]1月21日~28日、5月27日~30日放送分) ; 過去の代行司会者 :* [[伊藤博英]]([[2000年]]4月から[[2006年]]3月) :* [[川端義明]](2000年以降に何度か代行したが、詳細不明) :* [[畠山智之]]([[1997年]]頃から2000年3月、2006年4月から2008年度まで、2010年11月29日・30日・12月1日・2日、2011年3月7日・8日放送分) :* [[森本健成]](2008年[[5月15日]]、2009年[[1月15日]]、[[3月2日]]〜[[3月5日|5日]]放送分、2009年度から数回担当) かつて、代理出演の際には「今日(今週)は国谷キャスターに代わってお伝えします」とコメントしていたが、2010年に入ってからはこのコメントがなくなっている。 == 放送時間 == ; 総合テレビ・BS1・BS2 {| class="wikitable" style="text-align:center; margin:0 auto" |+ クローズアップ現代 歴代の放送時間 |- !rowspan=2 colspan=2|期間!!本放送!!colspan=2|時差放送 |- !総合テレビ!![[NHK BS1|BS1]]!!BS2 |- !1993.4!!1997.9 |rowspan=2|21:30 - 21:59(29分)||colspan=2 style="text-align:center; color:#808080"|放送なし |- !1997.10!!2000.3 |23:50 - 24:19||rowspan=7 style="text-align:center; color:#808080"|放送なし |- !2000.4!!2000.9 |19:35 - 20:00(25分)||rowspan=2|21:30 - 21:55 |- !2000.10!!2003.3 |19:30 - 19:55(25分) |- !2003.4!!2003.10 |rowspan=11|19:30 - 19:56(26分)※||23:45 - 0:11 |- !2003.11!!2004.3 |21:24 - 21:50 |- !2004.4!!2004.10 |23:50 - 0:16 |- !2004.11!!2005.3 |21:34 - 22:00 |- !2005.4!!2006.3 |rowspan=6 style="text-align:center; color:#808080"|放送なし||23:55 - 0:21 |- !2006.4!!2006.12 |23:00 - 23:26 |- !2007.1!!2008.3 |20:32 - 20:58 |- !2008.4!!2009.3 |20:34 - 21:00 |- !2009.4!!2010.3 |0:10 - 0:36 |- !2010.4!!2011.3 |0:15 - 0:41 |- !2011.4!!2013.3 |colspan=2 rowspan=2 style="text-align:center; color:#808080"|放送なし |- !2013.4!!2016年3月 |19:30-19:56<br>(再)24:10-24:36<br>(いずれも26分) |} 2016年4月から。22時から22時30分 * ※まれに19:58までの28分間に延長する場合がある。 * [[NHK衛星第2テレビジョン|BS2]]の時差放送は難視聴対策放送の終了に伴い総合テレビ2011年3月10日放送分で事実上打ち切り。 ; [[NHKデジタル衛星ハイビジョン|BShi]](現在は終了) * 2000年12月 - 2003年3月…21:30 - 22:00、のちに22:55 - 23:20 :※BS2とBShiは現在の[[NHK BSプレミアム|BSプレミアム]]。 === 備考事項 === * すべて月曜〜木曜の放送。1995年4月 - 1997年3月は金曜日にも放送した(休止の場合多し)。BSの時差放送はすべて当日分を放送。 ;放送休止 * 祝日、お盆と年末年始の特別編成シーズンの放送は休み。祝日も定時放送されていたことはある。 * 19時台放送となってからは『[[NHKニュース7]]』に左右されやすい。『ニュース7』が延長して20時まで放送した場合は休止する。[[2001年]]の[[アメリカ同時多発テロ事件]]では休止が多く、一度20時台に放送したことがあった。[[2003年]]の[[イラク戦争]]、[[2004年]]の[[新潟県中越地震]]、[[2005年]]4月の[[JR福知山線脱線事故]]、[[2011年]]4月の[[東日本大震災]]2016年1月の北朝鮮の水爆核実験の例がある。2000年10月以降は20時前の番組案内と気象情報が休止させる際は、数分遅れて開始する(大抵は2分遅れで開始することがほとんどで、本番組終了直後に気象情報が放送される。NHKワールド・プレミアムでは[[海外安全情報]]が休止または21時前にスライドされ、2分間のフィラーまたは番組案内スポットが放送される。この場合、大抵は19:58の本番組終了と同時にノンスクランブル放送も終了となるが、短時間のニュースまたはそのままフィラーや番組案内スポットを放送して20:00にノンスクランブル放送を終了する場合もある。放送時間が19:30-19:58に拡大した場合でも同様)。 ;収録放送 * 原則生放送だが、全編が収録放送になることがある。この時はいつもの挨拶「'''こんばんは。'''クローズアップ現代です。」がない。 ;放送体制 * 2009年8月末より[[リアルタイム字幕放送]]を開始。総合テレビで時差放送をする場合、その地域のみ字幕放送は行われない。再放送のときも同様。なお、リアルタイム字幕放送は事前収録などVTR中に入る字幕では事前に作成しているためか、稀に同じタイミングで表示されることもある。全編収録放送の場合は他の収録番組と同様に同じタイミングで表示される。 * NHK総合は[[ステレオ放送]]。 * 随時、[[二ヶ国語放送]]を行う時がある。NHKワールド・プレミアム(生放送)も実施。ただし全編英語副音声放送ではなく、英語によるインタビューの部分のみが英語副音声放送(2010年度までは総合テレビのアナログ・デジタル両波、NHKワールド・プレミアムともモノラル二重音声だったが、2011年度からは総合テレビはステレオ2音声でNHKワールド・プレミアムはこれまでどおりモノラル二重音声である)。国谷が英語によるインタビューの場合、生放送の場合は国谷の声も同時通訳者が訳すが、事前に収録した分は国谷が自らの吹き替えをする。 * NHKが使用する番組冒頭での「2か国語」テロップは当初、他のNHKの2か国語放送番組とは違い表示されず、「2か国語」テロップはインタビュー開始時に挿入していた(2か国語テロップは通常のものとは異なる)が、現在は他のNHKの2か国語放送番組と同様、開始冒頭に表示される。 * [[2009年]]度からは特定分野の専門家から一般市民まで、外国人のコメントのほとんどを[[声優]]が吹き替えるようになった。 * 放送する内容については翌週分を含めて番組ホームページに掲載されるが、原則生放送の情報番組であるため、翌週分の予め予定していた内容を、その時々の時勢により変更する場合がある。 **例 2014年7月10日放送予定分は、当初の発表では「小中学校“[[スマートフォン|スマホ]]追放騒動”~トラブル低年齢化の波紋~」を放送する予定だったが、7月7日になって、当時猛烈な勢力で日本に近づきつつあった[[平成26年台風第8号|台風8号]]の被害が懸念されることから、その進路に当たる[[沖縄県]]などの取材、および[[2011年]][[紀伊半島豪雨]]による土砂災害で被災した[[三重県]][[紀宝町]]からの生中継を交えて、台風災害の予防に備えることを目的とした「列島警戒 “巨大台風”にどう備えるか」(ゲスト・[[山崎登]]<[[NHK解説委員室|NHK解説委員]]>)に内容を変更することを一度は決めていた(当初の「スマホ追放騒動」の特集は7月15日に延期)。しかしその特集を放送する予定だった7月10日になって台風が関東に接近する恐れがあり、その最新情報を伝える必要があることから、急きょ前枠の「ニュース7」を20時まで延長したため、この「巨大台風にどう備えるか」の特集は紀宝町からの生中継を含め[[お蔵入り]](放送中止)となった。 ;差し替えの場合 * 2008年[[1月7日]]放送の75分拡大版では総合テレビとNHKワールド・プレミアムのみの放送となり、NHKワールドTVは20:30からの定時英語ニュースを放送する関係上放送せず、[[NHK沖縄放送局]]制作の『[[ドキュメント沖縄]]』に差し替えた。 * 2008年[[8月26日]]放送の75分拡大版「“グローバル・インフレ”の衝撃~世界は危機を乗り越えられるか」は総合テレビとNHKワールド·プレミアムでの同時放送となり、NHKワールドTVは[[8月31日|31日]]に時差放送。BS2は時差放送は休止となった。 * 2011年の最初の放送、[[成人の日]]の祝日明けにあたる1月11日(火曜日)放送の75分拡大版「“ウーマノミクス”が日本を変える」は総合テレビとNHKワールド・プレミアムのみ放送し、BS2の時差放送は休止)。 * NHKワールドTVは2007年8月6日から9日まで、これまでの放送の中から抜粋して再放送を行った。 * 2008年は夏の特集番組編成に加え[[北京オリンピック]]中継もあるため、[[7月28日]]〜[[8月25日]]の約1か月間休止となった。 *不定期で地域により別番組を放送することがあり、その場合は時差放送や翌日に振り替え放送を行う。2010年8月31日放送分において北海道地方ではプロ野球中継に差し替えて放送したため22:55からの時差放送、2013年9月26日放送分においては東北地方ではプロ野球中継に差し替えて放送した為翌27日20:00からの振り替え放送という例があった。 ;(当日以外の)再放送 * 2007年から2011年3月までBS2で土・日曜に放送されていた『[[あなたのアンコール]]』で再放送されることがあった。 * 2007年6月9日(土曜日)には[[6月7日]]放送の「“[[宙に浮いた年金記録]]”どうする5000万件」が視聴者の反響が多かったことから総合テレビで17:30 - 17:56に急遽、[[文字多重放送|字幕放送]]を付けて再放送した(別番組を放送する京都・広島・高知放送局を除く)。 * 2008年12月からは[[NHKオンデマンド]]でも放送後1週間(のちに2週間)、視聴することができる。ただし回によっては、映像の権利関係などにより配信されないことがある。 ;例外 2011年3月は10日の放送で取材対象だった[[ニコニコ生放送]]と連動企画を実施し、次回は2週間の休止を経て新年度3月28日に再開する予定だった。しかし11日に発生した[[東北太平洋沖地震]]を受けて1週間切り上げて21日から再開。31日までの8回は20:00-20:43に放送時間を移して地震関連の特集を放送した。また21日からの4日間はBS1とNHKワールドTVでも同時放送、翌週28日からの4日間はNHKワールドTVで同時放送、および総合、BS1(3月31日放送分を除く)、NHKワールド・プレミアムの3波同時で翌日0時台に再放送を実施。総合、BS1、NHKワールド・プレミアムは副音声放送で英語通訳を放送、デジタル放送はステレオ2音声放送、アナログ放送とNHKワールド・プレミアムはモノラル二重音声放送。一方でNHKワールドTVは完全英語音声放送でモノラル放送。4月に入ってからも震災関連の内容が続き、4月25日までは平日の定時番組と交互する形で20:00-20:43の放送となっていたが、4月26日から3月10日放送分以来の通常時刻での放送に戻った。2012年3月1日は19:30 - 20:43と放送時間枠を拡大した。このときの内容は「震災データマップ 記録が語る新事実」だった。 == タイトルデザイン・使用音楽 == === 番組タイトルロゴ === * 初代:1993年4月〜2000年3月 * 2代目:2000年4月〜2005年3月 * 3代目:2005年4月〜2009年3月(英語タイトルの「'''Today's Close-up'''」を併記) * 4代目:2009年4月〜2013年3月(日本国内向け放送・在外邦人向け国際放送=ワールド・プレミアムと外国人向け国際放送=ワールドTVでそれぞれ異なったデザインのタイトルロゴで表示) * 5代目:2013年4月〜現在 === オープニングCG === * 初代:1993年4月〜1995年3月([[原田大三郎]]) * 2代目:1995年4月〜1997年3月 * 3代目:1997年4月〜1999年3月(原田大三郎、株式会社ループドピクチャー) * 4代目:1999年4月〜2000年3月 * 5代目:2000年4月〜2005年3月 * 6代目:2005年4月〜2009年3月 * 7代目:2009年4月〜2013年3月(当初はキャスターがスタジオのキャスター席に着席する映像をバックに流していたが、現在はVTR映像をバックに流していることがほとんどである。稀にやや白めのグレーバック画面に表示することもある。国内向け放送・在外邦人向け国際放送と外国人向け国際放送でパターンは異なるが、フォーマットは同じ) * 8代目:2013年4月〜 === オープニング音楽 === * 1993年4月 - 1995年3月:[[本多俊之]]「クローズアップ現代テーマ曲」 * 1995年4月 - 1997年3月:本多俊之「STREY SAX」 * 1997年4月 - 1998年3月:本多俊之「TOUCH DOWN」 * 1998年4月 - 2000年3月:本多俊之「QUIET BLOSSAM」 * 2000年4月 - 2005年3月:本多俊之「MILLENNIUM」 * 2005年4月 - 2009年3月:[[五木田岳彦]]「Truth」 * 2009年4月 - 2013年3月:五木田岳彦「クローズアップ現代2009」 * 2013年4月 - 現在:[[横山克]]「Open Your Eyes」 == 受賞 == * [[1996年]] [[放送文化基金]]賞 個人・グループ部門(国谷裕子と制作スタッフに対して) * [[2002年]] [[菊池寛賞]](国谷裕子と制作スタッフに対して) == 国際放送での放送について == [[NHKワールドTV]]は英語放送の強化によりNHKワールドTVの同時放送は2008年[[3月18日]]放送分([[3月19日|19日]]は放送権の都合で放送せず)を最後に打ち切り。2009年1月までは全時間帯が英語主音声・日本語副音声の2か国語放送となっていたが2009年2月からは2か国語放送を取りやめ、完全に英語音声に吹き替えたものを放送し、さらには番組のデザインにあわせた英語のテロップ(キャスター名、ゲスト)が加えられる。日本国内における2009年[[3月30日]]放送分以降は一部グラフ映像を除き、完全に英語テロップに差し替えている。そのため、国内向け・在外邦人向け国際放送用と外国人向け国際放送用でテロップの内容が異なる。 放送回の内容によっては日本国内では通常通り放送されてもNHKワールドでは放送権の都合(権利映像が多く含まれていて放送できない部分が多い場合、他国の文化の事情などで国際放送には相応しくない内容がある場合など)で休止となり、NHKワールド・プレミアムでは基本的に首都圏以外の各地方放送局制作による[[地域情報番組]](金曜日19:30の『[[特報首都圏]]』に相当する時間枠<ref>2012年9月20日はBSプレミアムで放送される「[[にっぽん百名山]]」を放送</ref>)に差し替えられる(差し替えの場合でもノンスクランブル放送は行われる)。日本国内で番組の放送自体が休止となる場合も同様の措置となるが総合テレビの特集番組を同時放送するときもある。まれではあるが、NHKワールド・プレミアムでは通常通り放送してもNHKワールドTVでは放送できないケースもある。NHKワールドTVでは祝日に関係なく通常通り放送されるが、放送権の都合で海外向けの放送が行えない回がある場合または祝日などの特集編成の関係で日本国内においての番組自体が休止となった場合は過去に放送された回(放送権に支障のないもの)が再放送される。 なお、NHKワールドTVではこれまでほぼ毎回放送されていたが、2012年度下半期からは番組改編により週2回の放送に縮小されている。 == 問題を指摘された事項 == *1999年6月17日、当時復刊された[[ちびくろサンボ]]についての論争を題材とした回が放送された。この放送について、復刊を後押しした[[灘本昌久]](当時[[京都産業大学]]教授)は「番組の最後のまとめが「人種差別反対か表現の自由か」みたいな感じになっていましたが、少し私のいいたいこととはずれます」「『ちびくろサンボ』を人種差別であると攻撃しつづけることは、黒人自身にとって不都合である」とした。また、灘本は番組が同書を擁護する側を紹介する際に演出したような「差別と表現の問題を議論しているときに、『表現の自由』をもちだす」議論の仕方を「捨てぜりふ」と酷評している。 *NHKは同局の“[[偏向報道]]”を批判する「NHK報道を考へる会」なる団体が提出した公開質問状への回答にて、本番組にて[[北朝鮮による日本人拉致問題]]について放送した旨の回答を行ったが、同団体は拉致問題に初めて触れたのは2000年4月4日の「対話は進むか・日朝交渉きょう再開」であり、[[北朝鮮による拉致被害者家族連絡会]]の結成から3年も経過した後のことであることを理由として、その対応の鈍さを再度批判した。この批判は『[[正論 (雑誌)|正論]]』2000年6月号に「NHKウォッチング」として関係記事が掲載されている。 *2001年5月21日、[[竹林]]の拡大を取り上げた回を放送した。この放送に対して、[[竹文化振興協会]]は「竹林が放置されたため、竹林が拡大した」と言う説明とは異なり、輸入[[筍]]の増加により国内の筍栽培が打撃を受けたことや、自然拡大は筍栽培のための[[植林]]が実施されなくなった1978年以降の拡大分のみであること、竹林を管理しても竹の特性から林外まで根を伸張させる竹は発生すること、番組で紹介した伐採する[[ボランティア]]ばかりでなく、拡大した竹林を活用するボランティアも居ることなどを挙げて、番組の偏向を批判している。 *2002年11月7日「ベストセラーをめぐる攻防~作家VS図書館~」が放送された。これは[[ベストセラー]]作家の新刊書籍を[[公共図書館]]が複数購入(複本と称する)する行為に対しての是非を検証した内容で、[[町田市]][[市立図書館]]は放送の内容に偏りがあり、ベストセラー作家の本だけを購入しているわけではないこと、図書を借りる市民の需要に応えるためには複本の購入は必要であること、資料購入費の削減がサービス内容の劣化を招くこと、出版不況の理由を図書館に求める姿勢が誤ってるというスタンスを取っていることなどを理由として、反論している。 *2003年2月6日、[[レジオネラ菌]]について取り上げた回を放送した。この中で[[厚生労働省]]の管理規定に沿った運営を実施していた温泉施設で感染が発生した過程を追っていったが、高齢者向け施設太陽の郷は「"課題を限定した詳細な報道"のみでなく、"問題点をクローズアップした実証的解説"から、"日常生活に役立つ、適切な判断材料(生活情報)"を期待しているのではないでしょうか」と述べ、このケースでは行政指導に沿った運営をしていたが故に番組が「魔女狩り」の判定根拠を失ってただ不安を煽るだけの結果を招いたと分析した。更に、番組で問題にした配管内の生物膜と管理規定を再検証し、同施設で考えているレジオネラ防止策を提案した上で「厚生労働省が指導している、大容量の水質管理指導は、細菌増殖抑制の点で、適切なものとはいえません」と結論している。 *[[2005年]][[3月28日]]放映の「[[国旗国歌法|国旗国歌]]で教師処分へ卒業式」に対し、[[東京都]][[教育委員会]]は「当初の取材申し出の趣旨である『学校の実態はどうなっているのか。なぜ、適正化を図らなければならなかったか』まで踏み込んだ内容になっているとはとうてい言えず、結果として『強制』をめぐっての都教育委員会と学校現場の教員との対立という印象を与える番組としたことについて、都教育委員会として極めて遺憾である」としてNHKに抗議している。 :[[4月5日]]、[[東京都議会]]の自民党会派はNHKに「様々な教育の意見の中で、あえて反対する教員の声だけを取り上げ、あたかも教職員と都教育委員会が敵対しているかのような内容や構成になっている。NHKの今回の報道内容は公正公平を基本とすべき公共放送の報道姿勢として大変遺憾なことであり、 今後、こうしたことのないよう、強く要請する次第です」とのコメントを発表した。また、[[自由民主党 (日本)|自民党]]の[[柏村武昭]]([[国会議員|参議院議員]]、当時)は[[2006年]][[6月15日]]の[[参議院]][[総務委員会]]で上記番組について質問し政治的な公平や意見が対立している問題について多くの論点を明らかにすることなどを定めた[[放送法]]の規定を挙げ、「[[国旗]]・[[国歌]]に偏見を持たせるような番組づくりだ。放送法に抵触するのではないか」などと指摘した。 *2007年6月21日、[[沖縄戦における集団自決]]をテーマとした「集団自決”62年目の証言~沖縄からの報告~」を放送した。この放送について、[[地方議員]]でつくる[[日本会議]]系の下部団体は番組のゲスト[[大城将保]](当時[[沖縄国際大学]]講師)が[[反戦運動]]の活動家であることや、当時は裁判にて係争中の段階であり、その上自決命令を下したとされる日本軍指揮官の冤罪が明らかになりつつあるとし、原告である元日本軍指揮官側の声をほとんど取り上げなかったとして、抗議活動を行っている。なお、関連の[[大江健三郎・岩波書店沖縄戦裁判]]は原告(元日本軍兵士)側敗訴で終結した。 *2008年1月24日の放送で、1989年6月4日の未明に北京の天安門広場で民主化を要求して座り込みを続けていた学生と市民と人民解放軍が衝突した[[天安門事件]]では「大きな虐殺はなかった」とした。これは先立つ1993年6月3日(木)放送の 「天安門事件・空白の3時間に迫る」と同じ主張であるが、戦車の下敷きになったり銃撃を受けた多数の死傷者の写真と整合性がとれないとして批判が多い。 *2008年5月7日、映画『[[靖国 YASUKUNI]]』の公開延期を取り上げた回の放送にて、取材を受けた同映画に批判的な主張を行っている人物が、「[[インターネットコミュニティ|ネット社会]]の[[匿名]]性を正したい」という番組の女性スタッフの発言を信じ、「わたしを悪人のように表現しなかったら[[ブログ]]をつかっていいです。信頼しますよ」とそのスタッフと口頭で約束したにもかかわらず、実際の番組では悪人扱いをされたとして、抗議を行っている。 *2008年12月9日の放送において航空自衛隊幕僚長(当時)の[[田母神俊雄]]が[[「真の近現代史観」懸賞論文|政府見解と異なる発言]]をしたことに関連した放送を行った。冒頭で、自衛隊員には様々な考え方の人物がおり、田母神のような考え方をしない隊員が大勢いる旨を予め断った上での放送であったが、[[チャンネル桜]]は内容が偏向しているとして12月末にこの回を批判する討論番組を制作した。 *2009年2月25日、「売買される基地の土地沖縄」が放送された。[[沖縄県]]内の[[軍用地主]]を取材した内容だったが、[[沖縄防衛局]]は広報誌『はいさい』120号にて本来、土地価格は地価の動向を客観的に反映して決定されるにもかかわらず、地価が上昇している地点があることを強調した内容であること、地主たちが軒並み地代による[[不労所得]]に依存した低所得者であるかのような発言があったこと、米軍からのまとまった土地の返還事例がないかのような報道があったが実際にはまとまった土地が返還された事例があることなどを理由として、反論している。 *[[2009年]][[3月5日]]に同番組の取材中に外部プロダクションのカメラマンらが[[西日本旅客鉄道|JR]][[桜井線]][[巻向駅]]近くに位置する[[遺跡]]の位置関係を撮影するため[[カメラ]]の[[三脚]]をセットしたが、その際[[線路 (鉄道)|線路]]からほとんど離れていない場所に三脚を立て、走行してきた列車が気付いてブレーキをかけ列車が停止するトラブルがあった。 *2009年10月8日には[[健康食品]]をめぐるトラブルについて放送した。『通販新聞』はこの放送に対して、ある業者が「剤形が誤解を与え安全性が担保できないなら"表示制度を整備すれば良い"ということになってしまう。そうした本質的な議論に踏み込めないから『錠剤・カプセルが駄目』とお茶を濁している」と不満を漏らしていたと報じている。また、放送中より健康食品販売を行っている会社の一部には問い合わせが相次ぎ、その後業界団体の『日本健康・栄養食品協会』が番組に追従するコメントを出したとして、一連の流れを批判する記事が掲載された。 * [[2013年]][[5月16日]]の放送「[[警察不祥事]] 揺らぐ警察」では、[[大阪府警察]][[警察学校]]での教育における不祥事の対策例を採り上げたが、[[弁護士]]の[[清水勉]]は、自身の[[ブログ]]で「真に必要なのは警察が[[ノルマ]]主義をやめる事だ。自分も取材を受けたが、放送されず焦点が意図的に外されているとしか思えない。」と、この内容を批判している。 * [[2014年]]1月14日に「あふれる“ポエム”?! ~不透明な社会を覆うやさしいコトバ~」が放送された。取材対象となった「[[居酒屋甲子園]]」は[[NPO法人]]居酒屋甲子園が[[外食産業]]の[[活性化]]を目的として主催する[[イベント]]で、2013年11月の第8回大会の決勝は[[料理]]や接客ではなく、エントリーされた居酒屋の[[店長]]や[[店員]]の[[ステージ]]上でのスピーチを競った。番組は「ポエム化」が「目にしたくない現実を覆い隠す道具になりかねない」と伝え、甲南大学准教授の阿部真大は「一見すると異様で騙されているようにも見えるが、彼らの労働状況を考えると『そう思わないとやっていけない』というのも事実」と述べた。同NPO法人は関係者に放送内容によって迷惑を掛けたとして謝罪文を公表し、NHKへの異議を唱えた。 == 評価された事項 == *『[[エネルギー問題に発言する会]]』会長の林勉(元[[日立製作所]])は、2003年3月6日に放送された「原子力の維持基準とは何か」について、「原子力批判の報道は、問題点のみを大きく騒ぎ立てがちですが、ではどうするかという点まで踏み込んだ報道」であり「全体として妥当な内容」と評価している。 *[[大阪大学|大阪大学コミュニケーションデザイン・センター]]の[[平川秀幸]]は、2010年10月25日に放送された「広がる波紋 遺伝子組み換え動物」に出演した際、米国企業産の低アレルゲンの[[遺伝子組み換え]][[ネコ]]を日本国内に持ち込んだ事例を『[[カタルへナ議定書]]』違反だとコメントした後、自らのブログにて違反ではない可能性がある旨にコメントを修正したが、その後再度番組で指摘した通り「違反ではないか」との疑問を持った。番組のスタッフは追跡取材に協力し、「Lifestyle Pets社が使用している技術が、同社のホームページ(正確にはAllerca社当時のホームページ)に説明されている通りのものであった場合には」という条件に反する猫である旨を番組側で把握した上で放送したことが再確認された。平川はブログの記述を訂正し、番組スタッフに謝意を述べている。 == 出版物 == 放送内容の一部は書籍化されている。 * 『クローズアップ現代 v.1』 NHK「クローズアップ現代」制作班 日本放送出版協会 2000年9月 * 『クローズアップ現代 v.2』 NHK「クローズアップ現代」制作班 日本放送出版協会 2001年3月 * 『クローズアップ現代 2002』 NHK「クローズアップ現代」制作班 日本放送出版協会 2002年12月 * 『クローズアップ現代 v.3』 NHK「クローズアップ現代」制作班 日本放送出版協会 2001年9月 * 『クローズアップ現代 v.4』 NHK「クローズアップ現代」制作班 日本放送出版協会 2002年3月 * 『助けてと言えない いま30代に何が』 NHK「クローズアップ現代」制作班 日本放送出版協会 2010年10月 == 関連項目 == * [[池田信夫]] - 初代デスクをつとめた。 * [[特報首都圏]] - この番組のモデル * [[噂の!東京マガジン]] - [[Japan News Network|TBS系列]]で放送されている番組。番組内のコーナーである『噂の現場』で取り上げられたネタが当番組の内容として使われることがたびたびある。 == 脚注 == <references /> == 外部リンク == * [http://www.nhk.or.jp/gendai/index.html 「クローズアップ現代」番組公式Webサイト] * {{Twitter|nhk_kurogen}} {{DEFAULTSORT:くろおすあつふけんたい}} [[Category:1993年のテレビ番組 (日本)]] [[Category:NHKの帯番組]] [[Category:NHKのニュース・報道番組]] [[Category:菊池寛賞受賞者]] [[Category:放送文化基金賞・放送文化]]