2ちゃんねる

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2ちゃんねるにちゃんねる)正式国名2ちゃんねる合衆国とは世界でも屈指の移民数を誇る連邦国家である。 建国者は西村博之、通称「ひろゆき」。人種の坩堝とされる。

概要

2ちゃんねるは、いくつもの電子掲示板の集合体である。

創設は1999年5月30日。2ちゃんねる創設以前に存在していた同様の掲示板サイト「あめぞう」の避難所として設立された。

「ハッキング」から「今晩のおかず」まで』というキャッチフレーズの通り、2ちゃんねるの中では幅広い分野の話題が投稿されている。

2ちゃんねるは、「あやしいわーるど」や「あめぞう」等の一部利用者から「痰壷」などと蔑んで呼ばれることがある。だが、開設者の西村博之は、それをブラックジョークとして逆手に取り、2ちゃんねるのトップページに「壷」を表示している。このトップページの画像は、イベントや各種出来事に連動して変わることがある(後述)。

2ちゃんねるの主要な運営資金源は、サイトの広告収入や、「(まる)」と呼ばれる過去ログ有料閲覧システム(過去に存在したスレッドの内容を閲覧できるシステム)と言われているが、あくまでもこれは建前である。2006年10月現在、2ちゃんねるは約60台のサーバーで運営されている(ことになっている)。

管理人は西村博之がつとめていたが、2009年1月2日に西村のブログでシンガポールの「パケットモンスター社」に譲渡されてからはパケットモンスター社に変更されている。譲渡理由は不明だが、西村は多々の裁判を抱えていたためその責任を放棄する説が強い。後にパケットモンスターとはペーパーカンパニー(名目上だけで実際には存在しない会社)であることが西村の口から明かされた。

運営

ウィキペディア日本語版では証拠不十分であることを理由に、実際の運営方法については一切述べられていない。設立動機、実際の最高責任者、命名の由来、などについても沈黙を守っている。2004年以降は正式に「2ちゃんねる組」(2ちゃん組)が発足しており、ウィキペディア日本語版に2ちゃんねるの現実が書き込まれる見込みはほぼ0%と考えて差し支えない。

2001年当時、西和彦の「煽り屋がいる。いれば繁盛するから。」という指摘に対し、西村博之はこの存在をきっぱりと否定している。すでにこの時点で、ユーザーのアクセス数に応じて多彩なBOT返信をスクリプトを用いてスレッド上に書き込むプログラムが組まれていたことが判明している。スレッド上にノイズが多い場合は、自動返信がなされているものと見て差し支えない。こういったプログラムは単純な誹謗を含んだ日常会話には反応が出来ても、専門用語を含む議論は残念ながら展開できない。このために、実際の経験に基づかないと議論が進展しない西洋音楽の実践についてはほとんどなす術もなく、国際コンペの結果報告をスレッド上にユーザーが書き込んでもリアクションはほとんど見られない。(固定ハンドルで意思表示を行ったコンテスタントは、2ちゃんねるが発足してから二人確認されている。)

BOTレスの全容は利用者に対する迫害や、事件の過大報道、AA連投、さらには虚偽投稿まで網羅されている。またBOTは単純な攻撃投稿には威力を発揮するが、リアルタイムで起きる事件や事故には全くといっていいほど対処できない。たとえばアーツビジョンで発覚した枕営業も、事件発覚以前は「オーディション落選組の撒いた都市伝説」というBOTレスが声優板で多数を占めていたのが、報道後は手のひらを返したように枕営業の批判に取って代わられた。また2007年にはアニメSchool daysの最終話の展開をめぐっても、同じような反応が見られた。(恐らくは、2ちゃんねるのシステムを揺さぶる行動を、すでに意図的に取ることが可能になっているのではないかとも言われる。それが、2ちゃんねるが衰退した一因でもある。)この種の豹変振りは氷山の一角に過ぎない。2000年前後は2ちゃんねるのシステムを十分に理解しない利用者の多くがこのBOT返信に陥落するか騙された形で2ちゃんねると衝突し、多くの2ちゃんねる批判サイトができた。これらの批判サイトが跡形もなくなってしまった一つの原因は、「完全に2ちゃんねるが変わってしまった」事が大きい。

また西村博之電車男に会ったことも認めており、この発言によって多くのユーザーが2ちゃんねるから離れ、書き込みのレヴェルが極度に低下する。原則として西村は「2ちゃんねるのために嘘をつき続けなければならない」立場におかれているために、自宅にはほとんど帰宅していない。年収の何割かはホテルなどの宿泊費に当てられているはずである。

黎明期には20時間もPCに張り付いていたことを告白した「あゆみ」(ロビーを中心に書き込みを行っていた)や公式ファンサイトまで作られた「電撃少女」などの印象深いキャラクターが存在したが、2007年現在ではカリスマ的な固定ハンドルの数は多くない。IP取得およびログ保存を認めたことにより、2ちゃんねるに投稿される情報の質は下がる一方である。ネットカフェなどを使えば匿名性は担保出来るにもかかわらず、電子掲示板が果たす情報交換には限界があることが指摘されているため、今後も目立った隆盛は見込めない。現在は運営初期で重要な役割を果たした山本一郎とも対立関係にあり、訴訟が続けられている。

利用者数、及び年齢層

IT Mediaの調査によると、2ちゃんねるの利用者数は990万人で、年齢層は10代が20.0%、20代が15.0%、30代が30.7%、40代が21.9%、50代以上が12.5%となっている。この調査は訪問者数の統計であり、例えばブログ利用者は1年で2倍の2000万人超となっているのに対し、2ちゃんねるは2003年の770万人から2割程度の増加に留まっている。 また、Alexa Internet社の世界ウェブサイトのアクセスランクでは229位(2007年1月時)。参考のデータとして、日グーグルは28位。mixiは53位。楽天市場は73位である。2004年は34位だった2ちゃんねるは、他サイトに押され年々その順位を下げている。 書き込み数を見ても2005年まで増加していたが、2006年以降横ばい傾向が続いている。

掲示板のシステム

2ちゃんねるはスレッドフロート型掲示板と呼ばれる形態をとっている。

それぞれの掲示板は、「カテゴリ」と呼ばれる大きな分野単位(ニュース食文化ネット関係など)で区切られている。

そして、その中で分野ごとに「」(いた、ばん)と呼ばれるジャンルに分けられている。2ちゃんねる内には多くの板が存在するが、各板の利用者数は大きく異なる。このような極端に利用者が少ない板は過疎板と呼ばれる。

更に、各板には、その分野に属する話題ごとに細かく分けられたスレッド(スレ)が存在する。掲示板への書き込みや閲覧は、このスレッドの中で行われる。そこに書き込まれた文章を、レスと呼ぶ。

2006年5月現在、およそ730個の板があり、各板には数十から数百のスレッドがある。板は時折新設されるほか、「バーゲン板」のように特定の季節にだけ開設される板もある。2004年8月には、オリンピック期間中限定の専用の板が新設されたこともある。また過去には、管理人・西村博之の誕生日に彼を祝福することのみを目的とした板が新設されたこともある。

各スレッドには、匿名での投稿が可能となっており、利用者が名前を入力しないで投稿を行うと、その板ごとに設定された「名無しさん」のような名前が自動的につけられるようになっている。各板によって異なるが、ほとんどの利用者は匿名で投稿を行うため、「名無しさん」という名前の人間が連続して投稿を行っているように見えることがある。このため、以前は「名無しワールド」と呼ばれることもあった。

スレッド

概要

2ちゃんねるでは、一つのスレッドに投稿できる書き込み数が1000回、データ容量が500キロバイトまでと制限されている(なお、1000回目に書き込みが殺到した場合、1001番目や1002番目まで延びることもある)。

人気のあるスレッドでは、投稿数が1000回に近づくか、スレッドの容量が500KBに近づくと、「2スレ目」や「Part2」などと連番をタイトルにつけた次のスレッドを作成し、スレッドが終了する前に次スレへと誘導するパターンが定着している。

また連番には、スレッドの話題に関係ある助数詞を用いることも多い(学校関連スレなら○時間目、事件関連スレなら○件目、2ちゃんねる各板にある「ホームランスレ」なら第○号など)。

参加者の人数や書き込み数が増加し、特定のサーバの負荷が高くなった場合には、一般のブラウザではアクセスできなくなる「人大杉」(=「人が多過ぎる」)と呼ばれる現象が発生する。この状態で板を利用するには、2ちゃんねる専用ブラウザを使用する必要がある。

また、上記の「容量上限制」を逆手に取ったスレッド潰し(巨大アスキーアート等をいくつも貼り続ける事で容量オーバーに追い込み、書き込みを出来なくする)がされる事もある。

通常の板での1スレッドが消費された最短時間は2分といわれる(テレビ等で何らかの発表やサッカーのゴールなどがあった瞬間や、実況板などでは、1分以内に1000レスがつくこともある)。

終了後

発言数が1000番を超えたスレッドの1001番目には、もう書き込めないことを表す表示(板によって異なる)がされ、書き込めなくなる。書き込めなくなったスレッドは、約1日後に板のスレッド一覧から削除される。

以下では、スレッドの終了に関する2ちゃんねる特有の用語を説明する。

dat落ち
終了したスレッドが圧縮判定か即死判定(後述)にかかり、掲示版のスレッド一覧から削除された状態。
dat落ちしたスレッドは、通常のウェブブラウザでは見ることが出来ない。「」と呼ばれる有料閲覧システムと、2ちゃんねる専用ブラウザを併用すると、自由に読むことだけはできるようになる。
それ以外で閲覧する方法には、ガイドライン板にある「読めないdat落ちスレのミラー作ります」などというスレッドで依頼をする、外部サイトの「みみずん検索」を利用する、2ちゃんねる検索を使う(モリタポと呼ばれるポイントを消費する)などがある。
圧縮判定
スレッドの数が板ごとに設定された一定数(400個、500個、600個など)に達するとこの判定が行われ、板の中で書き込みが最後に行われたスレッドから順に、板ごとに設定された数(100個など)のスレッドがdat落ち状態になる。
即死判定
書き込み数が980回以上か、データ容量が板ごとに設定されたある容量以下(5KB以下、30KB以下など)という条件を満たす時にこの判定が行われ、最後の発言から丸1日以上経っているスレッドはdat落ち状態になる。書き込みの多い板では、最後の発言から12時間、6時間と判定がより厳しくなっている所もある。
HTML化
スレッドのデータがHTML化され、過去ログ倉庫に掲載されている状態。通常のウェブブラウザで読むことができる。しかし、最近ではスレッドのHTML化が行われることは少ない。

「名無し」の存在

名前欄を無記入で投稿した場合、「名無しさん」もしくはそれを意味する名前で書き込まれるという特異なシステムから、2ちゃんねるは「名無しワールド」とも呼ばれる事がある。

名無しの匿名性を利用した自作自演を防ぐ為に、IDが取り付けられた(一部の板では適用されていない)。IDは主にIPアドレスと日付の情報を暗号化したものが使用される。IDを確認することにより、単純な自作自演行為を見抜く役には立っている。ただし、この機能は利用者が個々の書き込みについて書き込んだ者を特定・名寄せすることを意図したものではなく、また、単発の無責任な書き込みには無力である。 なお、管理者側もこれを考慮して、無責任な書き込みを減らす一環として、2004年11月頃から「be@2ch掲示板」システムを実験的に導入している。もちろん直接個人の特定ができるわけではないが、そこにログインしている者の書き込みについては、どの書き込みをどの利用者が行ったかはある程度判別できるようになった。

この「名無し」のシステムにより、利用者間の個人的な交流が減少した結果、以下のような特徴が生まれた。

  • メールアドレス欄にもメールアドレスが書き込まれないことが多い
  • 敬語がほとんど使われない(板によって傾向は異なる)
  • ハンドルネームをつけた人間(コテハン)が叩かれる(これも板によって傾向は異なる。また、煽り荒らし行為の口実とされる場合が多い)

敬語が使われないことについては「わずらわしさがなくてよい」という肯定的な意見と、「無味乾燥、殺伐としている」という否定的な意見が存在する。肯定的な意見の多くは2ちゃんねる利用者のものであり、否定的な意見の持ち主は2ちゃんねるをあまり利用しない層と、比較的はっきり分かれている。

一方で「名無し」の存在とは別に、固定ハンドルネームを名乗る利用者(コテハン)も多数存在しており、スレッドによっては議論の要になっていることもある。ほとんどのコテハンはトリップと呼ばれる騙り防止機能を利用することで、一連の書き込みが同じ人間によるものであることを証明している。中には、ハンドルネームを持たないままトリップ機能を利用する「名無し」のコテハンも存在する。

キャップ★

2ちゃんねるには、各種の管理作業をボランティアで行う人間に対して★(管理者権限保持者の証)が発行される事が稀にある。

これは主にキャップと呼ばれ、トリップ導入以前はメールを送れば簡単に手に入れる事ができた。用途に応じた種類があり、代表例として「削除人★」「案内人★」「記者★」など。キャップは、キャップを管理している運営陣が不定期にメールで公募する。論文を書いて、合格しなければならない場合もある。スレ内で活動する◆がついたコテハンとは違い、スレ外の利用者の目には触れにくい運営の部分で活動するのが主な特徴である。

また、2ちゃんねる中の質問スレッドで時折出る「どうしたら削除人になれるか?」という質問だが、詳細な実態は不明である。こぞって「そういう質問をしないことから」が謳い文句だが、これはいわゆる「くれくれ君」を除外するためであり、強いて言えば2ちゃんねるの基本的に「消さない」スタンスを理解しろということらしい。肝心の手続きは、復帰人から下積み修行を行い、募集に応える事(及び他の削除人からの推薦)で手に出来るという事で、最近では2005年1月に募集が行われた。

キャップの種類

削除人
2ちゃんねる内の発言を削除する権限を持つ。
復帰屋
元々は2ちゃんねるのシステムの壊れた部分を修繕していたが、耐障害性の向上による形骸化が進み現在は皆無。
案内人
批判要望板などで継続スレッドを立てたり、運営カテゴリ内の板のスレッドの案内など。
記者
ニュースカテゴリ内で、スレッドを立てる権限を有する。名前の後に付く「★」が顔文字でペンを持つ手として用いられることの多いφを加えて「φ★」となる。
お止め組。
2004年の夏に設立された組織。実況によるサーバー負担を防ぐために実況中のスレッドを止める権限を有する。

その他、色々なことが自由に出来る上級運営人なども存在する。 なお、所謂「記者★」がどんなスレッドを立てているかは、+板 最近立ったスレ/記者別一覧で一部垣間見ることが出来る。

(旧)キャップについて

(旧)キャップとは、コテハン騙り防止のためのシステムであった。名前は「騙り防止」→「帽子」→「キャップ」に由来する。管理人であるひろゆきにメールで申請することによって取得できた。投稿者名欄に事前に発行されたパスワードを入力することによって使用する。

:「二桁%」という投稿者名に「po5253」というパスワードのキャップが設定されていた場合、

  • 投稿者名欄に「二桁%」と入力……表示は「"二桁%"」
  • 投稿者名欄に「po5253」と入力……表示は「二桁%」
  • 投稿者名欄に「ヘタレ二桁%ノック派」と入力……表示は「ヘタレ"二桁%"ノック派」
  • 投稿者名欄に「ヘタレpo5253ノック派」と入力……表示は「ヘタレ二桁%ノック派」

なお、スペルミスなどの理由で漏れてしまうことがあった。fusianasan機能は、元々漏れてしまったパスワードの対策目的であった。fusianasan機能とは、2ちゃんねるに投稿する際に、名前欄にfusianasanと記載することで自分のパソコンなどの機器のホスト名を2ちゃんねるに公開する機能である。コテハン機能とは別に個人を証明するために存在する機能でもあるが、fusianasan機能を知らない2ちゃんねらーを騙し「危険な情報が裏2ちゃんねるにある」と偽り、名前欄にfusianasanと書かせ匿名性を無くさせるような投稿が多い。これに騙され、業務中に2ちゃんねるを行っていたことが判明し処分された公務員や会社員も多数いる。

なお、パスワードは2000年6月頃から既に流出していたが(掲示板cgiスクリプトの流出)、同年12月、あるコテハンによりロビーに転載され、同日対策され、現行のキャップシステムに変更となった。

現行のシステムで実際に使用するときはメールアドレス欄に「#パスワード」を入力する。するとサーバーに登録されている「ハンドルネーム★」での書き込みとなる。通常、メールアドレス欄において「#」以降の文字列は無視されるため、万が一スペルミス等があった場合でもパスワードが漏れる可能性は低くなっている。

2ちゃんねるの別名

「名無しワールド」などと呼ばれるほか、「痰壷」などの蔑称も存在する。このような蔑称を使用している者は主にぁゃιぃわーるど、あめぞうといった2ちゃんねるの前に勢力を保っていた掲示板群の住民の一部であり、それらのウェブサイトより利用者が多い2ちゃんねるに対する妬みも含まれていると見る向きもある。また、1ch.tvなどの利用者からも、上記のような呼称で呼ばれる事がある。

2001年8月12日東京渋谷株式会社アスキー本社で開催された「アスキーの西氏が取締役を退任」スレッドのオフ会で、西和彦が「2ちゃんねるは便所の落書きみたいなものだ」とオフ会に参加していた2ちゃんねる管理人ひろゆきの前で語った事から、現在は便所の落書きという異名が主に使用されている。この名称は2ちゃんねる内でもしばしば利用される。

社会の反応

2ちゃんねる発足当初はネット上でも関心は薄かったが、2000年5月3日、当時17歳の少年による西鉄バスジャック事件が起きて以降、知名度は跳ね上がる。以下は、それ以降の反応と考えてよい。

政府省庁・企業の反応

西鉄バスジャック事件以降、誘発されるように犯行予告を書き込んで逮捕される人間や、それを実行に移し逮捕される人間が現われる。また、爆破・殺人の予告書き込みによる逮捕者を輩出しているため、大きな事件があると、各板で頻繁に書き込まれている殺害・襲撃予告と事件の関連性を関係機関がチェックしているとされる他、警察庁のサイバーフォースが定期的に検索を掛けている。さらに、デマや悪意のある書き込みで企業が不利益を被らないよう、それらの監視を専門とする部署を設けたり監視を外部に委託する企業が、大企業を中心に増えているとも言われる。最近では2ちゃんねる自体の動きを見てマーケティングに活用する企業や更には人海戦術を使って大宣伝を行う企業も出てきている。

総務省は、2ちゃんねるなどの匿名掲示板で度々発生する人権侵害事案に対処する為、「名誉毀損・プライバシー関係ガイドライン」を改訂、書き込まれた内容について被害者本人に代わって法務省人権擁護局が削除を要請出来るようにする方針を決めた。現実に、名誉毀損や威力業務妨害、更には著作権侵害に該当する書き込みを削除せず放置しているのは不法行為の助長であるとして個人や企業から民事訴訟を起こされ、2ちゃんねる管理人、西村博之は数多くの裁判と多額の賠償債務を抱えている。 またまれに、企業の広告や書籍・アニメ・ゲームに、2ちゃんねる用語や2ちゃんねるのネタ等が使われる事もある。

政党レベルでは、2000年5月10日民主党菅直人が、菅を騙った人物のものと思われる「民主党の菅直人からみなさまにお願い」という書き込みを削除するよう、弁護士を通じて2ちゃんねるに通知書を送付している。民主党・菅直人氏より2ちゃんねるへの通知 その他、鳩山由紀夫などは「よく見るウェブサイト」として2ちゃんねるを挙げていたが、現在も見ているかどうかは不明。

2003年6月27日には、2ちゃんねるのサーバ会社に複数の男が侵入し、脅迫により2ちゃんねるの閉鎖を要求した。社員の安全を考えたサーバ会社はレンタルサーバ板を休止したが、2ちゃんねる管理人、西村博之の判断ですぐに再開された。

メディアの反応

2ちゃんねる内から犯罪者が生まれたとき、各種メディアで「インターネットの掲示板で―」と報じられた場合は、2ちゃんねるを指していると考えてほぼ間違いない。最近は、「インターネット掲示板『2ちゃんねる』」という正確な報道も増えてきている。

また、2004年以降、テレビ番組でも2ちゃんねるや2ちゃんねらーが取り上げられるケースが増えてくるなど、一般的な2ちゃんねるのイメージが変わりつつあるとされる(ただし、必ずしも良いイメージとは限らない)。TBS系「Pooh!」やフジ系「EZ!TV」などの番組で紹介されるとともに、ハンドルネームを名乗って利用する者が顔出しで登場し、その度に実況板は利用者過多によりサーバが停止する程の祭りになった。また、芸能人が2ちゃんねるを利用していることを公言したり、青木さやか長井秀和南野やじなどのお笑い芸人がネタとして用いたり、品川庄司の品川が自身を「つまらない」と書かれた際「そんなことないよ、品川庄司おもしろいよ。」と書き込んだら「コイツ品川っぽくね?」と書かれたことを「行列のできる法律相談所」で明かしたり、爆笑問題が自身のアスキーアートを褒めたりするケースもある。すべてがそうではないが、芸能リポーターや夕刊紙、週刊誌が芸能ネタを探すのに利用していることもあり、それを逆手に取って架空の交際ネタや交際写真をわざわざ作ってリポーター等に掴ませ、笑い者にしている例もある。特にアナウンサーがらみの交際ネタが多いとされる。妄想の巣たるアナウンサー板から多く発信されている。アナウンサーと他のアダルト画像を合成したアイコラ画像も2ちゃんねるから結構出ており、それがテレビ局主催イベントでの過度の撮影規制の原因になっているとも言われている。 ちなみに、保守系論壇誌『諸君!』(文藝春秋社)連載の「麹町電網(インターネット)測候所」は、ほぼ毎号2ちゃんねるを中心にした内容であり、進んで2ちゃんねるとの連携を図っている。後述する他のネット等の反応の、中道〜右系の思想の政治系サイトと類似していると言えよう。文藝春秋社は週刊文春2ちゃんねらーが嫌う有名人や団体等を批判したりしているので、新潮社と同様2ちゃんねると基本的に関係良好と言える。

逆に、2ちゃんねるを批判するメディアは、2ちゃんねる内での批判やこき下ろしを避けてか、比較的少ない。2ちゃんねるでもっとも叩かれている朝日新聞も、同様である(なお例外として、毎日新聞2007年1月1日に特集連載「ネット君臨」の第1部「失われていくもの」で、2ちゃんねらーの囃し立てた“死ぬ死ぬ詐欺”を、『難病児募金あざける「祭り」』と題して紹介した)。赤報隊事件を賛美し、時効を喜んだ書き込みなどを取り上げたことはあるが、2ちゃんねる自体への批判ではなく、社会現象として取り上げる傾向にある(もちろん、望ましくないという態度は取っているが)。しかし、奈良小1女児殺害事件などに関する犯罪報道では確たる証拠も無く2ちゃんねらーが犯人ではないかと疑わせる報道を行う事もあり、一概には言えない。そもそも2ちゃんねるを批判する報道が少ないのは、既に2ちゃんねる内で生まれた犯罪者等の影響で、世間の2ちゃんねるに対する印象が極めて悪くなっている為、メディアが改めて2ちゃんねるを批判する必要性などは無いからであり、2ちゃんねる内でのパッシングを恐れてるという指摘は的外れだとする見方もある。

極めて稀な例ではあるが、メディアが何気なしに報道したものが2ちゃんねる内で爆発的に定着したものもある。「ニート」がその代表例で、フジテレビ系「情報プレゼンター とくダネ!」でニート特集をした際、映っていた人物の顔や発言が極めて特徴的だったので、その人物のアスキーアートが発言付きで作られ、顔や発言が他の物に差し替えられた変造版も含めて、「ニート」という言葉は瞬く間に2ちゃんねる中に定着していった。

また、鳥越俊太郎は等掲示板を「ゴミため」と批判している。

2ちゃんねる内の反応

全ての2ちゃんねらーが、メディアなどで恣意的に取り上げられる事を快く思っているわけではない。2ちゃんねるに関心を持ってやって来る新参者が短期間で増える事によって、程度の低い、空気を読めない利用者が増えることが懸念されているからである。西鉄バスジャック事件以降の一時期、新参者が急激に増加した事からそのような声が増え、当初の2ちゃんねると比較すると議論・情報等の質が悪くなったとの指摘がある(もちろんその逆に、幅広い意見が出るようになったとの意見もある。)。これらの事を嘆き「昔の2ちゃんねるの方が面白かった。」等と過去を懐かしむ古参2ちゃんねらーも見受けられる。“新参は書かずに半年ROMってろ(初心者は流れが読めるまでは閲覧にだけ専念せよ、生半可に書き込むな)”と喧伝する者も多いが、実際にそれを実行している初心者はきわめて少ない。

また、メディアの行うネットアンケート(あるいは世論調査)にも関心が高いが、投票の呼びかけや田代砲と呼ばれる多重投票ツールなどで、アンケートへの組織票を投じて当事者を混乱させてしまうことがままある(「田代砲」は、『TIME』誌の「PERSON OF THE YEAR」のウェブサイト上の投票で、田代まさしを1位にする田代祭において初めて使用された)。政治的には、「ETV2001」問題に関する毎日新聞のネットアンケートとTBSラジオ荒川強啓 デイ・キャッチ!テレゴングアンケートの対称的な集計結果に見られるように、右派系に有利にするよう介入するケースが目立つ(もっとも、アンケート主催者側による恣意的な操作があるとの指摘もある)。2003年のオールスターゲームファン投票では、3シーズンにわたって一軍登板のない川崎憲次郎投手(当時中日ドラゴンズ)への投票を大々的に呼びかけ、ついに川崎は先発投手部門の1位となる川崎祭がおこった(オールスター選出は川崎が辞退し、2位の井川慶(同、阪神タイガース)が繰上当選)。翌年からオールスターゲームのネット投票では個人情報の登録が義務づけられた。2004年ライブドア新球団設立の際、公式サイトで球団名を募集したところ2ちゃんねらーの所為と思しき悪ふざけ投稿が横行し、結果的に応募名ランキングベスト100の公開を中止する事態となった(このうち「したらばメンテナンス」は、ライブドアが買収した「したらばJBBS」がメンテナンスを頻繁に行うことを皮肉った名前と言われている)。以上のように、一部の2ちゃんねらーの中には、一連の投票行動は投票者達の意図とは異なるが、結果として単なる迷惑行為ではなく、ネットアンケートの問題点を端的に指摘し、改善を促す役割を生じさせていると主張する者もいる。

また、犯行予告等の犯罪行為をする人間が後を絶たないため、2ちゃんねるの運営体制に犯罪を誘発させる等といった社会的悪影響があるかどうか、現在でも2ちゃんねる内にある批判要望板などで議論の対象になっている。

他のネット等の反応

積極的に書き込みする者や閲覧のみの者まで含めると総数が700万人に及ぶとされるだけあって、2ちゃんねる閲覧者と見られる、もしくは自称するサイト管理者は多い。特にテキスト系サイトなどでは、2ちゃんねる用語やその系統の顔文字を多用している所が非常に多く見られる。

他の掲示板上やblogに無意味なアスキーアートを(単に妨害や嫌がらせの為に)貼る、議論を挑んだ挙句に反論を無視して好き勝手に書き込む、2ちゃんねる用語で相手を侮辱するなどの各種迷惑行為を行う人間も存在するため、2ちゃんねるを利用しない他のインターネットユーザーから嫌悪されていることも多い。(→荒らし)。特に、議論が活発になりやすいBBSではハンドルネームを全く入れることなく、あるいは名前入力欄に適当な文字を入力(捨てハン)しての書き込みばかりになり、結果2ch利用者ばかりが集まってしまい、投稿者名がほとんど「匿名希望」であるなどほぼ2ch化してしまっているBBSもある。一部掲示板では、2ちゃんねるで使われている固定ハンドルをNGワードに指定するところもある。

逆に、政治系の掲示板やblogでは2ちゃんねらーと連携して情報収集をしたり(上記「メディアの反応」も見よ)、情報の補完をする例(スレッド・レスの完全引用から、あくまで「参考資料」程度にとどめるものまで、補完のパターンは数多い)もある。一般的に中道~右系の思想の政治系サイトではその傾向であり、左方向のそれでは前述のような迷惑行為もしばしば見受けられる。その対抗策としてパスワード制にしたり強制IP表示をする政治系の掲示板やblogもある。

2ちゃんねるを舞台とした、流出した情報の積極的な公開、個人情報の特定と公開が行われている事から、2ちゃんねるにアクセスする・アクセスされる事を「悪意のある行為」とみなすネットワークやネットワーク管理者は多い。例えば、mixiではReffererが2ちゃんねるであるアクセスは全て悪意によって行われた個人情報の公開とみなして、そのアクセスを拒絶する機構が設けられている。この措置はMixiに限らず多くのBlogで採用されている。またいくつかの管理委託型アプリケーションファイアーウオールでは2ちゃんねるへのアクセスを「違法なサイトへのアクセス」に分類しブロックしている。ネットワーク管理者自らが積極的にプロキシーに設定を行い、2ちゃんねるへのアクセスを遮断する事は珍しくない。

歴史

2ちゃんねるの興りは掲示板「交通違反の揉み消し方」からと言われている。開設趣旨については、スレッドフロート型掲示板群「あめぞう」のサーバ不調をうけて、これを事実上引き継いだというものから、自身が書き込んだギャグで笑いを取れなかったことに嫌気がさした管理人が独自の掲示板を作ろうとした、というものまで諸説がある。「2ちゃんねる」の名は、あめぞうを1チャンネルとして、その次の掲示板であることよりつけられたといわれる。開設日は1999年5月30日とする説が有力。一部メディアで流れた新世紀エヴァンゲリオンの結末を巡るネット上の議論がきっかけで作られたと言うのは全くの嘘である。

また、2ちゃんねるには数多くの板が存在し、それ以上のスレッドが存在する。そして、それ以上の様々な思想や考えを持った人間が集まるため、予想だにできない様々な出来事が起こっている。それは犯罪の助長誘発から、慈善活動まで多岐にわたる。また、それらの事件は大きな物と小さな物を合わせれば膨大な数になる為、全てを把握することは不可能とされている。2ちゃんねるでは大きな出来事があった時に呼応してアクセス数、書き込みが一気に増大する状況(「」と呼ばれる)もしばしば起きる。

(詳細は、2ちゃんねるの歴史または2ちゃんねるの歩みを参照)

問題点

ネットワーク社会への影響

2ちゃんねるは良くも悪くもネットワーク社会への影響を与えている。

  • 2ちゃんねる一部の掲示板がネットモラルの崩壊・欠如を招いているという批判がある。2ちゃんねる上で不評な団体・作品のサイトの掲示板は、2ちゃんねらーと思われる訪問者により集中的に煽り、荒らしの被害を受けるケースが多い。2ちゃんねるからと思われる閲覧者をアクセス禁止にしているサイトもある。しかし、これらの対応がさらに煽り荒らしに火をつけることもある。このような活動をする2ちゃんねらーは、ユーザー各自が責任を持つなり適切な対応するなりスルーするなりすればいいという反論をすることもある[1]
  • 2ちゃんねるは、西村をはじめとした運営ボランティアおよびユーザのほとんどがセキュリティに関する意識が低い[2]。アクセス量に対して管理者が少ないのでDoS攻撃やゼロデイアタックの実験場に適している[3]。2003年にはクロスサイトスクリプティングの手法で半角二次元板にブラウザクラッシャーが埋め込まれたこともある。また利用者が増加しため、ユーザーのコンピュータ・リテラシーは平均して低い[4]。近年は減少傾向にあるものの、しばしばブラウザクラッシャーへのリンクが貼られる。サーバーのURLを2ちゃんねるに書くだけでも、ユーザーのアクセスが集中してDDoS攻撃となることもある。いずれにしても、総じてトラフィック上の負荷に与える影響は大きい。

訴訟の発生

誹謗中傷名誉毀損、第三者の個人情報著作物の無断転載等が書き込まれた際に削除依頼があっても、依頼者の望む対応が遅かったり、程度によって削除がされない場合がある。また独自の削除ガイドラインを守らない依頼者からの依頼は全く受け付けてもらえない[5]。そのため、2ちゃんねるの管理人の西村に対する訴訟があとを絶たない。西村は、弁護士を立てず主張もしないため殆どの裁判で敗訴している。さらに、最近は裁判に出席することさえしていないため[6]その管理責任が問われている。ちなみに、掲示板はプロバイダー責任制限法の特定電気通信役務提供者にあたるため、きちんと削除や、裁判所の発信者情報開示命令に応じれば賠償責任を負うことはない。尚、西村は

「僕は沖縄から北海道まで訴えられているので、自腹で日本中を回るか、1件100万円以上払って弁護士をつけるかなんです。でも『(裁判を)やらない』という選択肢をとったら何も起きなかった。これが現状。勝とうが負けようが、払わなければ一緒なんですよ」
「もし僕に金を払わせたいなら、国会議員に言って、そういう法律を作ればいい」(共に日刊スポーツより引用[7]

と主張している。

夕刊フジによると2007年1月12日、東京都の会社員男性(35)が東京地裁に対し「2ちゃんねるのドメイン(2ch.net)」を含む西村の財産仮差し押さえの申請をした。これまでには2006年8月に同男性が東京地裁に情報開示を求める申し立てをしたにも関わらず西村博之が出廷しなかったことや、同年9月に下った仮処分命令を西村が放置していたことから一日あたり5万円の延滞金を要求し、それが100日以上分に膨れ上がった、という経緯がある。加えて16日には西村に対する破産宣告の第三者申し立ても行なった。

差別・偏見・罵倒の温床化

中国韓国北朝鮮などの国に対し、差別的な用語を用いての罵倒が激しいとの指摘がある。これらは特に、それらの国が歴史認識や領土問題などをめぐって日本の主張に反する発言や行動を行った際に顕著である。(詳細は反日を参照のこと)

日本国内におけるマイノリティである在日韓国・朝鮮人などについても日本社会における差別感情がそのままストレートに表われているのではないかとの指摘がある。要出典

その他、同和利権に絡んだ同和差別、学歴による差別、精神障害者知的障害者に対する差別を含む書き込みがなされることがある。

地理お国自慢板で見られるような地域対立感情(特に関西地方などへの罵倒)も各板で噴出しており、事ある毎によその地方住民たちを侮辱している。

批判を巡る論議

しかしながら、差別や偏見は日本以外でも見られること、2ちゃんねる以外の掲示板でも同様の傾向が見られることから、2ちゃんねる自身の問題ではなク書いた人の問題とする意見もある。また、2ちゃんねるの利用者は990万人とまで言われ、様々な思想をもった人間が存在することから、その中から一部の極端な例だけを取り上げて差別、偏見、罵倒、冗談、いたずらの温床と批判すること自身が、2ちゃんねるへの偏見だとする意見もある。また批判と同時に2ちゃんねるは良心的な内部告発の格好の場とも言え、報道機関などが自分の利益のために隠しておきたい事柄をいち早く暴露する場でもあり別の意味では社会正義にも役に立っている。

少年に対する教育上の問題

  • 2ちゃんねるは、18歳未満閲覧禁止とされる「エロ」・「グロ」・「バイオレンスサイトではないが、全ての掲示板で「アダルトサイト」かと見まがうような、「出会い系サイト」などの広告を多数掲載している。これらは18歳未満の少年児童が2ちゃんねるを閲覧する際にも必然的に目に入ってしまうため、彼らに過剰なエロ分野への興味を抱かせる恐れがあることや、出会い系サイトを媒介して事件性を持つ少年被害が散見される現状をかんがみると、何らかの規制が必要ではないかとの意見がある。
  • 近年のOSの機能では、保護者などが、家庭において家族共用のPC上で少年・児童のローカルログインアカウントに対して、2ちゃんねるのURLにアクセスできないように規制することもできるが、そこまでの制限をする保護者が稀なために、実際に児童らは自由に2ちゃんねるを閲覧できる環境がほとんどである。
  • 2007年2月にWebフィルタリング業者が行った調査によると、「小・中学生の2ちゃんねる利用率は12.2パーセント」という結果が出ており、すでに小・中学生の1割以上が「2ちゃんねらー」であるとする統計がある。上記のアダルト広告による悪影響への危惧はもちろん、一部の「板」において見られるような殺伐とした雰囲気を身に付ける危険が強いほか、他者への誹謗中傷をいとまなくなったり、「荒らし」行為を通じて排他的・破壊的行動を行うことに快感を覚えるようになる危険性があるなど、成長期にある彼らの人格精神の形成上、非常に好ましくないとする意見が、フェミニスト女性団体、既存の商業マスコミを中心に主張されている。

その他の問題

  • 一部ウイルス対策ソフトの誤作動をおこすコードがそのまま書かれる事があるが、短時間でリロードを繰り返して読む傾向が強いスレッドなどでは頻繁にチェックが入り対応へのわずらわしさからスレッドが過疎化することがある。進展してほしくない話題などのスレッドに貼ることによりスレッドの進行を鈍らせたり検索サイトへの登録がされないようにしたりするなどの手段が存在する。

犯罪の温床

  • 閲覧者が多い事から襲撃・爆破などの予告書き込みが後を絶たない。但し実行された例はなく、全てが“一発デカいカキコをしてやろう”“どんな反応があるか見たい”という悪戯である。
  • 覚醒剤など違法薬物の売買が行なわれている事が確認されている。2008年には逮捕者が出た。この意味でアンダーグラウンドな掲示板でもある。

株主優先のスレッドの設定などの既成時効

  • 2chの株を所有しているものはスレ立て規制でも問題なく作成できるので、事実上の利用者の差別化を促している。
  • AOLなどの海外からのネットからは書き込めないことが多いため、誰でも一様に平等に書き込めるわけではない。

その他TIPS

  • トップページの壷の画像は、イベントや各種出来事に連動して変わることがある。例えば、新潟県中越地震発生時は、被災者救援のために使い捨てカイロを差し出したモナー(マスコットキャラクター)を大きく表示し、壷は小さくなっていた。過去には鳥羽僧正の「鳥獣人物戯画」などが使われた。au携帯電話PENCK」のフォント無断使用疑惑が浮上していた時期には、同商品を皮肉った画像を表示したこともある(KDDI側は、後日フォント無断使用を認めて謝罪した)。2005年9月に発生したのまネコ問題以降は、FLASHで表示されている壺をマウスのカーソルで触れると、モナーが壺を守るかのように出てきていた。が、個人情報を公表された某ユーザー(後述)が2ch(正確には2ちゃんねる管理人であるひろゆき)を訴えたことによる閉鎖騒動が起こっていた時、壺には「この壺を損壊し、または無効にしたものには刑法第96条により処罰されます。 賠償金滞納差押物件 赤羽地方裁判所」と書いた赤い紙が張ってあった。しかし、赤羽地方裁判所は実在しない。現在、赤紙は撤去されている。
  • 2ちゃんねるに書き込みを行うウイルスがあり、一時は掲示板の機能がマヒするほど流行したこともある。

脚注

  1. 少々堅い言い方に置き換えるならば「2ちゃんねるを利用するときにはメディア・リテラシーの高さが要求される」ということ。いかに投稿に秘められた情報の把握や取捨選択ができるかが2ちゃんねるの利用には欠かせないといえよう。
  2. さすがに専門家たちで構成される軍事板のインテリジェンス関係に興味を持つ住人やセキュリティ板の常駐住人は例外であろう。
  3. そのことを逆手にとって負荷試験を実際の運用でやってしまうこともある。皮肉にもこの実験結果は2ちゃんねるのサーバ群を構成するFreeBSDの安定性・耐久性向上に貢献している(ただし実際にFreeBSDプロジェクトに反映されたかどうかは不明)。ex*.2ch.netに属する板が対象となる。
  4. 利用者の増加に比例して携帯ユーザが増えたことも一因として挙げられる。この対策として携帯アクセス専用システムが設置されたほどである。
  5. 2ちゃんねる内に設置された個々の掲示板ごとに、充分な数の削除対応者(削除人)が割り当てられていないことが原因の一端であるとされるが、技術的にもフォーマットをちゃんと満たさないと削除対象の特定など作業が遅延するなど支障が出るためでもある。
  6. 2ちゃんねるの「ひろゆき」失踪…掲示板閉鎖も 夕刊フジ 2006年9月22日
  7. 2ちゃんねる管理人、巨額賠償に独自見解 日刊スポーツ 2006年11月5日

関連書籍

  • 2典 ~2ちゃんねる辞典~ (ブッキング社 02/05) ISBN 4835440331
  • 2ちゃんねる公式ガイド2004 (コアマガジン社 03/12) ISBN 4877346740
  • 声に出して読めないネット掲示板 (荷宮和子 中央公論新社 03/12) ISBN 4121501144
  • 2ちゃんねる宣言―挑発するメディア (井上トシユキ 株式会社文藝春秋 2001/12/07) ISBN 4167656868
  • 2ちゃんねる中毒 (ハッカージャパン 白夜書房 2002/07/03) ISBN 4893677810
  • 思い出に残る食事 (西村博之 バジリコ 2003/08/08) ISBN 4901784226
  • 2ちゃんねるVOW―逝ってよし! (宝島社 2003/07) ISBN 4796634819
  • 激しく同意!!―2ちゃんねるVOW (5) (宝島社 2004/07/02) ISBN 4796642013
  • 仕事に使える2ちゃんねる―誰も教えてくれなかった読み方・探し方 (中井紀之 インプレス 2004/09) ISBN 4844320297
  • 電車男 (中野独人 新潮社 2004/10/22) ISBN 4104715018
  • 元祖しゃちょう日記 (ひろゆき 講談社 2004/10) ISBN 406212646X
  • 3歳シリーズきちゅび (G-STYLE 司書房 2004/11) ISBN 4812811333
  • 泣ける2ちゃんねる (コアマガジン社 2004/02) ISBN 4877346759
  • 泣ける2ちゃんねる (2) (コアマガジン社 2005/03) ISBN 4877348166
  • 痴漢男 (板野住人 双葉社 2005/04) ISBN 457529795X

関連項目

外部リンク

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