アイドルコラージュ

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アイドルコラージュとはアイドルや有名人(主に女性)のグラビアなど写真を加工することによって、対象者がヌードになるなど、架空の情景を表現させる行為を指す。またはそのような合成画像の事を指す。通称アイコラ

首から下だけを他者のヌード写真にすげ替えたり、アダルトビデオにあるような顔射をしているように見せるなど、多くは性的嗜好に関連するものである。中にはギャグ向けに作られたものや、対象者を侮辱する目的など、敢えて他人に不快感を生じさせることを目的としたものもある。

加工法[編集]

写真同士を合成させる手法を初め、写真の上から巧妙に絵を描き、衣服を無くしたり透けているように見せる(描きコラ)など多様である。かつては写真や印刷物を手で切り貼りしていたが、近年では、デジタル写真の加工に用いるフォトレタッチツールが高性能になっているので、パソコンを用いて素人でも比較的簡単に作成が可能である。しかし、自然で優秀なものを作るには鍛錬を要する。

アメリカにおける情勢[編集]

アメリカでは、コラージュ作成が表現の自由により、広く認められている。これはアイコラについても同様である。 また、同国の児童ポルノ法改正(アニメ等の仮想児童ポルノを規制する改正)の際にも、同じく「言論の自由」を理由に、コラージュは除外されるという措置が執られている。なお、同法には、「明らかに児童と判別でき、かつ性的行為を描写した場合は、この限りではない」という但し書きがあり、児童ポルノは単なる児童ヌードと明確に区別されて規制されている。

日本における情勢[編集]

アメリカとは違い、アイコラ作品そのものよりも、アイコラに使用される芸能人の肖像権を重視する傾向が強く、当該芸能人の肖像権を管理する芸能事務所が権利の侵害を主張することが多い。

この流れで、2001年2月1日には、アイドルと女性の裸体を無許可で合成し雑誌に掲載し販売していた出版社社長らが、警視庁により「名誉毀損罪」で逮捕されている。 また、2005年11月には、女性タレントのアイコラ作品が摘発され、有名なアイコラ職人4名が逮捕されている。この事件により、アイコラを扱う掲示板(オープン板)の半数近くが閉鎖する騒動になっている。さらに、匿名の人間がコラージュ画像を作成し、インターネット上に流布することが多いとされ、インターネット上のコラージュ画像を検出するプログラムが開発されることとなった。

また、アイドルだけではなく、一般人を対象にしたコラージュ画像が作成されるケースもある。特定の女性の性的コラージュ画像と中傷の文章を掲載したビラを流布したことにより、上記アイコラの場合と同様に、名誉毀損で逮捕された例がある。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]