ルスツリゾート

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ルスツリゾート北海道虻田郡留寿都村にある通年滞在型のリゾート。リゾートとしての規模は北海道最大規模で、北海道内で放映されているテレビCMでは「Hokkaido No.1」と謳っており、「ルスツ高原」「大和ルスツ」という旧名称でもよく知られている。経営は北海道内でのリゾート経営最大手の加森観光。マスコットキャラクター「ダニエル」とその仲間「カーネル、パーシー、ハック、スクラッチモ」がおり、ダニエルキャラクターショーも開催されている。

2006年4月には、2008年着工の大規模な拡張計画が発表された。新たに温浴施設やコンドミニアム形式の宿泊施設などを建設し、長期滞在型のリゾートに転換する計画。投資額は200~300億円規模。

また、2008年7月7日から9日にかけて開催された北海道洞爺湖サミットでは、議長・首脳の記者会見場、プレス関係者の作業スペース等を備えるプレス関連の総合施設である国際メディアセンターとして使用された。

スキー場[編集]

スキー場はWest.Mt(ウエストマウンテン)、East.Mt(イーストマウンテン)、Mt.Isola(マウントイゾラ)と3つの山にまたがっている。総コース数37・総滑走距離42km・輸送能力毎時31,200名と3つの北海道一を誇り、ゴンドラ保有数4基は単一スキー場では日本一である。

イギリスのスキー専門誌"The Great Skiing & Snowboarding Guide"より日本のスキー場としては初めて"BEST SMALL RESORT賞 2008"に選ばれている。

国内でも、全国スキー場顧客満足度調査・全国48施設中NO.1(平成15年度NPOビュー・コミュニケーションズ調査)。 索道本数10本以上でリフト一日券4,000円以上対象の「全国38スキー場でユーザー満足度NO.1」(平成15年度NPO法人スキービジネス研究所調査)となった。

コース[編集]

  • 初級10コース
  • 中級12コース
  • 上級11コース
  • 最上級4コース
  • 計37コース
  • 全コースでスノーボード・スノースクートの滑走が可能となっている。
  • 最上級4コースと上級の一部はオフピステ(未圧雪)となっている。

索道[編集]

ルスツリゾートスキー場索道一覧
名称 定員 路線長 運転速度 輸送能力 建設年月 備考
ウエストゴンドラ 4名 1104m 4.0m/s 1200名 1983年11月
ウエスト第1クワッド 4名 619m 4.0m/s 2400名 1997年11月
ウエスト第2クワッド 4名 924m 4.0m/s 2400名 1994年11月 フード付き
ウエストペアリフト 2名 637m 2.0m/s 1048名 1986年12月
ウエストタイガーペアリフト 2名 512m 2.3m/s 900名 2005年11月
イーストゴンドラ1号線 6名 1654m 5.0m/s 1800名 1987年11月 日本唯一国道をまたぐゴンドラ
イーストゴンドラ2号線 6名 2071m 5.0m/s 1800名 1987年11月
イーストクワッド 4名 1381m 4.0m/s 2400名 1987年12月
イースト第1ペアリフト 2名 721m 1.6m/s 1200名 1997年11月
イースト第2ペアリフト 2名 810m 2.3m/s 1200名 1995年11月
タワーペアリフト 2名 1183m 4.0m/s 900名 2007年 フード付き
アクロス第1ペアリフト 2名 149m 1.8m/s 1200名 1988年12月
アクロス第2ペアリフト 2名 513m 1.8m/s 1200名 1989年12月 2008シーズンに延長
イゾラゴンドラ 6名 2858m 5.0m/s 1800名 1988年12月
イゾラ第1クワッド 4名 1732m 4.0m/s 2400名 1989年12月 フード付き
イゾラ第2クワッド 4名 1421m 4.0m/s 2400名 1990年11月 フード付き
イゾラ第3クワッド 4名 1660m 4.0m/s 2400名 1995年12月 フード付き
イゾラ第4クワッド 4名 1140m 5.0m/s 2400名 1996年11月 フード付き
イゾラ第5ペアリフト 2名 498m 2.3m/s 1028名 2006年 オープン時~期間限定運行
  • 運転速度は設備上の最高速度であり、天候などにより減速運転される場合がある。

遊園地[編集]

  • 冬期間には閉鎖せざるを得ない北海道の施設としては、突出したアトラクションの多さが特徴の遊園地。これは全国各地の閉鎖した遊園地から格安で遊具を引き取る手法で増やし続けたことによる。このため、8つのコースターを中心に、60種以上のアトラクションを数える。
  • コースターの多さは有名であり、特に量産機でも同園独自の設備をそなえたものもある。例えば同園の「ウルトラツイスター」は、他のものと違いスイッチバックせずにそのまま戻ってくることが可能である。
  • 料金は入園券のみで乗り放題である。
  • テニスコートやパークゴルフ場もあり、入場券を持っていれば割引料金で利用できる。近年は空中サーカスやオータムカーニバル、アニメキャラクターの着ぐるみショーなどのイベントも多数企画されている。

主なアトラクション[編集]

  • ハリケーン
  • ループ・ザ・ループ
  • ウルトラツイスター
  • マウンテンジェットコースター
  • スタンディングコースター
  • コークスクリュー
  • マッドマウス
  • ゴーゴースニーカー
  • スペースショット
  • フリーフォール
  • ハートビート
  • トップガン

観覧車

プール[編集]

  • 7月下旬から8月下旬までの1か月程度ではあるがプールが利用できる。遊園地入園券があれば無料で利用できる。全長300mの流水プール、アクアコースター、スライダープール、噴水プール、円形プール、競泳プールがある。
  • これとは別に室内プールがあるが、こちらは日帰り客は別料金がかかる。悪天候時などで外のプールが使用できない場合に限り例外的に使用できる場合がある。

キャンプ村[編集]

ホテルの北側にはキャンプ村があり、遊園地とは列車風の乗り物で連絡されている。

ゴルフ場[編集]

ゴルフ場は4コース(タワーコース、いずみかわコース、リバーコース、ウッドコース)72ホールある。一部はナイター対応。タワーコースには隣接の練習場ドライビングレンジがある。

タワーコース[編集]

尾崎将司の監修、9ホールがナイター対応。2番ホールには、ジャンボ尾崎の第1打目を記すメモリアルプレートがある 。

いずみかわコース[編集]

湯原信光監修のルスツリゾートで一番新しいコース。

リバーコース・ウッドコース[編集]

カーティス・ストレンジ設計・監修。この2つのコースは留寿都村の隣町である喜茂別町にあり、車で20分程かかるためシャトルバスがでている。

宿泊施設[編集]

宿泊施設の総収容人数は4,000名。本館、サウスウイング、ノースウイング、タワーの4ホテルとコテージログハウスがある。

本館・別館[編集]

本館(ハイランドロッジ)は宿泊施設の中では、遊園地及びイーストゴンドラ1号線乗り場に最も近いが、大和ルスツ時代に完成したものを引き継ぎ、現在まで使用しているため内部は狭く古い。

別館(トラベルロッジ)も本館よりは遊園地・スキー場から離れているものの、ノース・サウスウイングとほぼ同程度の距離である。こちらも大和ルスツ時代からのものであり古い。

これらの施設の宿泊料金はルスツのホテルで最もリーズナブルな設定となっている。

サウスウイング・ノースウイング[編集]

これらはそれぞれ1987年、1989年の完成で、現在は施設のメイン部分となっている。 ショップが充実しており、飲食施設20店舗、雑貨・小物店が16店舗ある。 サウスウイングにはルスツリゾートの玄関口があり。館内メリーゴーランドや室内プール、体育館「BIG BOX」、ドゴール準天然温泉「ルスツの湯」もある。

ルスツタワー[編集]

ルスツタワーは1993年の完成で、内部は全室がスイートタイプの客室。24階建て高さ79m。ルスツリゾートのランドマーク的な存在となっている。サウスウイングとタワーホテル間はモノレールで、East.Mtとはタワーペアリフトで結ばれている。

アクティビティ[編集]

ルスツリゾート内や敷地外、さらには近隣市町村で楽しめるアクティビティが多数ある。申し込みはルスツリゾート内でできる。

夏季冬季
ラフティングスノーモービルランド
カヌーツーリングスノーラフティング
フィッシングチュービングパーク
熱気球フライト犬ぞり
ヘリコプター遊覧飛行ネイチャーツアー
パラグライダー体験歩くスキー体験
乗馬オリエンテーリング雪原体験

歴史[編集]

  • ルスツリゾートの前身は大和観光による大和ルスツスキー場である。
  • 1972年 留寿都村観光協会の協力のもと、大和観光株式会社により大和ルスツスキー場開設。現在のWest. Mtと呼ばれる部分に5基のリフトと1基のロープ搭のあるスキー場と300名が収容できるボウリング場付き宿泊施設を設置。
  • 1978年 不動産投資の失敗により大和観光自己破産。スキー場は現地子会社(株)ダイワが運営継続。
  • 1981年 親会社の倒産により不安定な経営にならざるを得なかったことから加森観光が経営引継。スキー場名を「ルスツ高原スキー場」に変更。
  • 1982年 テニスコート造成、コテージ・ログハウス・体育館「BIG BOX」建設。
  • 1983年 本館増築、遊園地カントリーランドオープン。ゴンドラ新設。
  • 1984年 ログハウス増築。
  • 1985年 コース増設。
  • 1986年 ウォータースライダー建設。ウエストペアリフト増設、ナイター設備建設。
  • 1987年 East.Mt開設、サウスウイング完成。
  • 1988年 Mt.Isola開設、ゴルフ場建設。
  • 1989年 イゾラ第1クワッド・アクロス第2ペアリフト・コース新設。ノースウイング完成。
  • 1990年 イゾラ第2クワッド・コース新設。ホテル増築。スキー場名が「ルスツリゾートスキー場」となった。
  • 1993年 ルスツタワーホテル完成。
  • 1994年 ゴルフ場にナイター設備建設。ウエストクワッド(現・ウエスト第2クワッド)新設。
  • 1995年 ヘブンリーエリア開設、イゾラ第3クワッド・イーストペア(現・イースト第2ペア)新設、スティームボートにカフェテリア建設。
  • 1996年 遊園地リニューアル。イゾラ第4クワッド・コース新設。
  • 1997年 遊具増設。モノレール建設。ウエスト第1クワッド架け替え、イースト第1ペア新設。
  • 1998年 ゴルフ場拡張。コース新設。
  • 2004年 遊具増設。
  • 2005年 遊具増設。ウエストタイガーペア架け替え、コース新設。
  • 2006年 イゾラ第5ペア新設。
  • 2007年 タワーペア新設、アクロス第2ペア延長。
  • 2009年 世界スキーオリエンテーリング選手権開催。

主な開催イベント[編集]

  • 1月上旬 シンデレラウィーク(夜12時までスキー場ナイター営業延長)
  • 1月27日頃 オールナイトルスツ!(朝5時までスキー場ナイター営業)
  • 2月上旬~中旬 ルスツ雪まつり、バレンタインウィーク
  • 2月24日頃 オールナイトルスツ!(朝5時までスキー場ナイター営業)
  • 3月上旬~中旬 ホワイトデーウィーク
  • 3月中旬 スィーツフェスタ
  • 3月下旬 ルスツ SNOW MUSIC JAM
  • GW期間 大花火大会、ダニエルキャラクターショー、春のスィーツフェスタ
  • 5月27日 ハックバースデーパーティー
  • 6月24日 パーシーバースデーパーティー
  • 7月15~17日 JAF会員デー
  • 7月中旬~9月上旬 ワールド空中大サーカス(水曜休演)、夏のスィーツフェスタ、ふわふわキッズランド(7月31日休園)

ナイター遊園地(20:30まで)、ぶっつづけ花火大会(45日間毎夜開催、荒天時中止)

  • 8月26日 カーネルバースデーパーティー
  • 9月16~18日 ルスツ食いだおれ祭り「オータムカーニバル」
  • 10月7~9日 秋のスィーツフェスタ、ハロウィーンパーティー、JAF会員デー
  • 10月21日 ダニエルバースデーパーティー
  • 12月1日~12月25日 クリスマスマンス
  • 12月24日 大花火大会
  • 12月31日 さよなら花火ナイト

アクセス[編集]

自家用車利用[編集]

  • 札幌から国道230号利用で約90分。
  • 新千歳空港から国道276号等利用で約80分。
  • 苫小牧から国道276号等利用で約80分。

バス利用[編集]

定期路線バスとして道南バスが乗り入れており、また札幌からはルスツリゾートによる送迎バスが設定されている。この他、スキーシーズンを中心に期間限定のバス路線も設定されている。詳細は公式サイトを参照。

外部リンク[編集]