武田薬品工業

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武田薬品工業株式会社は、日本製薬会社企業メーカー最大手である。武田タケダTakeda武田薬品タケダ薬品とも呼称する。

目次

会社概要[編集]

  • 大和国広瀬郡薬井(現:奈良県北葛城郡河合町薬井)から大坂・道修町に出てきた長兵衛が薬種仲買商の近江屋喜助の下で奉公した後、「のれん分け」によって独立し薬種商「近江屋」を開いたのが始まりで、1781年(天明元年)から現在に至るまで本社を置く大阪府大阪市中央区道修町に店を構えてきた。
  • 当主は代々長兵衛を襲名し近江屋長兵衛として薬種問屋を営んだ。創業以来、聖徳太子十七条憲法に基調をなし、「事業は人なり、しかも人の和なり」 を掲げた。
  • 四代目から武田姓を名乗り、五代目武田長兵衛が1925年(大正14年)1月29日に「株式会社武田長兵衛商店」を会社設立して法人となる。
  • 1940年(昭和15年)、五代目武田長兵衛によって 、社是「規」(のり)が明文化され、「公(おほやけ)に向ひ国に奉ずるを第一義とすること」等、明記された。
  • 1943年(昭和18年)、現在の社名を「武田薬品工業株式会社」へ社名変更していたが、1949年(昭和24年)には東京証券取引所及び大阪証券取引所を第1部上場した。
  • その後、医薬品の製造・販売によって業績を伸ばし、1954年(昭和29年)発売のビタミン剤「アリナミン」などで、日本の一般消費者に広くその名を知られるようになった。
  • 日本の医薬品企業(製薬メーカー)での売上高は1位であり、世界の医薬品企業の売上高順位では14位である。アステラス製薬(同18位)・第一三共(同19位)・大塚ホールディングス(同20位)・エーザイ(同25位)と共に国内5大医薬品メーカーのひとつである(いずれも2012年(平成24年)-2013年(平成25年)のデータ)。2013年(平成25年)3月期決算では連結売上高1兆5千億円超、連結純利益1千3百億円超。連結従業員数は約30,000人。医療用医薬品の売上が連結売上高の約9割を占め、糖尿病治療剤、高血圧症治療剤、消化性潰瘍治療剤等を主力製品とする。
  • 経営の基本精神として、バリュー「タケダイズム」(誠実:公正・正直・不屈)、ミッション「優れた医薬品の創出を通じて人々の健康医療の未来に貢献する」を掲げ、企業倫理については、「武田薬品コンプライアンス・プログラム」を全社に渡り実施する、としている。
  • ビジョン(経営方針)として、2013年(平成25年)より、「Better Health, Brighter Future」を掲げ、「ビジョン2020」を策定、「革新的な医薬品に加え、高品質なブランド・ジェネリック医薬品(特許の切れた先発品)、ワクチン、一般用医薬品(OTC医薬品)をお届けすることで、少しでも早く、少しでも多くの人々の願いに応えていく」ことを長期目標とすると発表している。
  • 日米欧アジアの研究開発拠点で、代謝性・循環器系疾患、中枢神経系疾患、免疫・呼吸器系疾患、消化器・腎臓系・その他疾患領域、ワクチンを重点領域とし、新薬の創出、パイプラインの構築をめざしている。
  • また、世界14ヵ国の17の自社製造工場等での生産、約70ヵ国の自社グローバル販売網等を通じ、約100ヵ国で製品を販売している。
  • これを反映して、2004年(平成16年)7月1日に英文社名を「TAKEDA CHEMICAL INDUSTRIES, LTD.」から現在の「Takeda Pharmaceutical Company Limited」に変更している。
  • 大衆薬については現在社内カンパニーを導入しており、「ヘルスケアカンパニー」(カンパニー本部・東京都。製品の社名クレジットも東京本社の所在地で掲載)から販売している。
  • 1996年(平成8年)4月1日に、独立企業的な運営を目指し、社内カンパニー制を導入、ヘルスケア、フード・ビタミン、化学品、アグロ、生活環境の各事業部門をカンパニーとしたが、ヘルスケア以外は、前述のとおり、その後、他社に事業譲渡をした。
  • 2008年(平成20年)5月には、米国バイオ医薬品会社ミレニアム・ファーマシューティカルズ社を株式公開買付けにより買収し、7月には、従前からの米国子会社TPNA社、TAP社の合併による米国事業再編、2009年(平成21年)3月には、武田ファーマシューティカルズ・インターナショナル社の設立、2011年(平成23年)9月には、新興国にも強い欧州のナイコメッド社買収等、海外における事業体制整備を進めている。
  • 本社は、東京日本橋のタケダビル(東京本社)と、登記簿上の本店である大阪道修町の武田御堂筋ビル(本社)との二本社制をとっている。
  • 国内向けと海外向けで違うロゴが使われている。国内向けは、白抜きの○にが埋め込まれたもので魚の鱗を模っており、海外向けはTをかたどっているが下の部分が白抜きになっていて、そこにTakedaと筆記体でかかれたものである。
  • それぞれのロゴは英語版を参照のこと。国内向けロゴは「日動火災海上保険(現:東京海上日動火災保険)」と酷しく似ていたが、業種が違うことから両社が合意していた。天気記号の「(ひょう)」のマークにも似ている。
  • 100%子会社、武田バイオ開発センター株式会社が2014年(平成26年)4月、その全事業を武田薬品工業に譲渡し、同社の医薬開発本部に統合、6年の歴史に幕を下ろした。

沿革[編集]

  • 1781年(天明元年)6月12日 - 創業。
  • 1871年(明治4年) - 洋薬の輸入開始。
  • 1895年(明治28年) - 大阪に自社工場設立、製薬事業を開始。
  • 1914年(大正3年) - 武田研究部を設立。
  • 1915年(大正4年) - 大阪市淀川区に武田製薬所(現:大阪工場)を開設。
  • 1921年(大正10年) - 「大五製薬合資会社(現:日本製薬株式会社)」を創業。
  • 1921年(大正10年)10月11日 - 「天藤薬化学研究所(現:天藤製薬株式会社)」を設立、痔疾用薬「ボラギノール」を発売。
  • 1922年(大正11年) - 「武田化学薬品株式会社(現:和光純薬工業株式会社)」を設立。
  • 1925年(大正14年)1月29日 - 「株式会社武田長兵衛商店」として会社設立。
  • 1928年(昭和3年) - 本社社屋(現:武田道修町ビル)が竣工。
  • 1937年(昭和12年) - 「武田白土工業株式会社(現:水澤化学工業株式会社)」を設立。
  • 1939年(昭和14年) - 東京都大森区に(現:日本製薬株式会社)を創業。
  • 1943年(昭和18年) - 現社名を「武田薬品工業株式会社」に商号変更。
  • 1944年(昭和19年)7月 - 「小西薬品株式会社」及び「ラジウム製薬株式会社」を合併、発酵研究所を設立。
  • 1946年(昭和21年) - 山口県光市に光工場を開設。
  • 1949年(昭和24年) - 大阪証券取引所第1部及び東京証券取引所第1部に上場。
  • 1950年(昭和25年) - 日本初の総合ビタミン剤「パンビタン」を発売。
  • 1953年(昭和28年) - 日本レダリー株式会社(現:ファイザー株式会社)を設立。
  • 1954年(昭和29年) - ビタミンB1誘導体主薬製剤「アリナミン」、滋養強壮保健薬「フローミン」を発売。
  • 1955年(昭和30年) - 総合感冒薬「ベンザ」を発売。
  • 1957年(昭和32年) - 「武田食品工業株式会社(現:ハウスウェルネスフーズ株式会社およびMCフードスペシャリティーズ株式会社)」を設立。
  • 1958年(昭和33年)8月 - 新総合研究所を落成。
  • 1960年(昭和35年) - 製薬・医薬販売・食品・化成品・外国の各事業部を設置、「財団法人尚志社(現:公益財団法人尚志社)」を設立。
  • 1961年(昭和36年) - ビタミンC主薬製剤「ハイシー」を発売、創業180周年。
  • 1962年(昭和37年) - 海外市場へ上場、アジアに進出。
  • 1963年(昭和38年) - 神奈川県藤沢市(一部敷地は鎌倉市)に湘南工場を開設。
  • 1963年(昭和38年)9月30日 - 「財団法人武田科学振興財団(現:公益財団法人武田科学振興財団)」を設立。
  • 1965年(昭和40年)11月 - 薬局・薬店にて「タケダ会」を発史、ビタミンB1誘導体主薬製剤「アリナミンA5、アリナミンA25、アリナミンA50(第1期)」、総合胃腸薬「タケダ胃腸薬三層錠・顆粒」を発売。
  • 1966年(昭和41年) - 東京武田ビル(当時:日本橋武田ビル、現:タケダビル)の東京支社(現:東京本社)を開設。
  • 1969年(昭和44年) - 福岡武田ビルの福岡支店を開設。
  • 1970年(昭和45年) - 漢方薬製剤の生産開始。漢方胃腸薬「タケダ漢方胃腸薬錠・末」、消化薬「タケダ消化薬」、総合胃腸薬「新タケダ胃腸薬三層錠・顆粒」を発売。
  • 1971年(昭和46年) - 漢方製剤「ロックミン」を発売、創業190周年。
  • 1973年(昭和48年) - 信州大黄配合漢方処方「大黄甘草湯」製剤便秘薬「タケダ漢方便秘薬」を発売。
  • 1974年(昭和49年) - 漢方製剤「ルビーナ」を発売。
  • 1977年(昭和52年) - 漢方製剤「ロックミンゴールド」、漢方胃腸薬「タケダ漢方胃腸薬A末(分包)・錠剤」、総合胃腸薬「タケダ胃腸薬A末・錠剤」、鎮痛鎮痙胃腸薬「タケダU胃腸薬」を発売。
  • 1978年(昭和53年) - 海外市場をヨーロッパに進出。
  • 1979年(昭和54年) - 総合感冒薬「ベンザエース」を発売。
  • 1980年(昭和55年) - 一般用医薬品事業部門が子会社、「福知山武田株式会社(現:武田ヘルスケア株式会社)」を京都府福知山市長田野町に設立。
  • 1980年(昭和55年)9月1日 - 六代目武田長兵衛死去(同年2月には長男の武田彰郎(当時副社長)も死去)。
  • 1981年(昭和56年) - ビタミン強化米「新玄」を発売。
  • 1981年(昭和56年)6月12日 - 創業200周年。
  • 1982年(昭和57年) - 非売品本「武田長兵衛」を発行。
  • 1983年(昭和58年) - 非売品本「武田二百年史」を発行、総合感冒薬「ベンザエースD錠」を発売。
  • 1984年(昭和59年)4月2日 - 東京支社を東京本社に昇格、東京・大阪の東西二本社制を採用。
  • 1984年(昭和59年)6月 - 非売品本「武田二百年」を発行。
  • 1985年(昭和60年)1月11日 - 東京都中央区日本橋本町二丁目1番7号に「武田薬品不動産株式会社」を設立。
  • 1985年(昭和60年)11月5日 - ペーハーセンサーの総合胃腸薬「タケダ胃腸薬21」を発売。
  • 1986年(昭和61年) - 強壮生薬配合保健薬「フローミンエース」を発売。
  • 1986年(昭和61年)6月12日 - 創業205周年。
  • 1987年(昭和62年) - 滋養強壮内服液で初めての50ml「アリナミンV-DRINK」を発売。
  • 1988年(昭和63年) - 茨城県つくば市に筑波リサーチセンターを設立。
  • 1989年(平成元年) - 薬粧部をヘルスケア本部へ昇格、ビタミンC主薬製剤「ハイシーL」を発売。
  • 1990年(平成2年) - ヘルスケア本部をヘルスケア事業部へ昇格。
  • 1991年(平成3年)6月12日 - 創業210周年。
  • 1991年(平成3年)12月 - 武田御堂筋ビルが竣工、生薬配合胃腸薬「スタンバイ胃腸ドリンク」を発売。
  • 1992年(平成4年)1月 - 本店(本社)を「大阪市中央区道修町二丁目3番6号」から、「大阪市中央区道修町四丁目1番1号」(現在地)に移転。
  • 1992年(平成4年) - 「環境に関する基本原則」を制定開始。
  • 1993年(平成5年) - 武田國男が当時社長に就任。水虫薬「スコルバシリーズ」、ビタミンB1B6B12主薬製剤・ビタミンE配合「アリナミンEX」を発売。
  • 1994年(平成6年) - ビタミンB1誘導体主薬製剤「アリナミンA50(第2期)」、総合感冒薬「ベンザブロック」を発売。
  • 1995年(平成7年) - 子会社「株式会社エルアイ武田」を設立。ビタミンB2B6製剤「ハイシーBメイト」、胃腸薬「ザッツシリーズ」を発売。
  • 1996年(平成8年) - 100ml栄養ドリンク剤「アリナミンダイナミック」を発売、医療用医薬品事業以外の社内カンパニー制に昇格。
  • 1996年(平成8年)6月12日 - 創業215周年。
  • 1997年(平成9年) - 市販向けH2ブロッカー胃腸薬「ザッツブロック」、ビタミンEC製剤「ハイシーピゼア」を発売。
  • 1998年(平成10年) - 水虫薬「スコルバLXシリーズ」、便秘薬「クリア」を発売。
  • 1999年(平成11年) - 「武田薬品コンプライアンス・プログラム」を実施。薬事法改正に基づき、「アリナミンドリンクシリーズ」が医薬品から医薬部外品へ移行。
  • 2000年(平成12年) - 動物用医薬品事業を、シェリング・プラウ株式会社との合弁会社へ譲渡(その後、株式譲渡)。
  • 2001年(平成13年) - 医薬部外品100ml栄養ドリンク剤「アリナミン7」、医薬品50mlドリンク剤「アリナミンe内服液」を発売、創業220周年。ウレタン事業を、三井化学株式会社との合弁会社へ譲渡(その後、株式譲渡)。ビタミンEC製剤「ハイシーEクラス」を発売。
  • 2002年(平成14年) - 調味料事業を、麒麟麦酒株式会社との合弁会社へ譲渡。農薬事業を、住友化学株式会社との合弁会社へ譲渡(それぞれ、その後、株式譲渡)。ビタミンC製剤「ハイシーホワイト2」を発売。
  • 2003年(平成15年) - 塩酸ブテナフィン配合水虫薬「スコルバダッシュ」、関節痛・神経痛の緩和にビタミンB1誘導体主薬製剤「アクテージAN錠」を発売、長谷川閑史が社長に就任。ビタミンB2B6製剤「ハイシーBメイト2」を発売。
  • 2004年(平成16年)7月1日 - 英文社名を、「TAKEDA CHEMICAL INDUSTRIES, LTD.」から「Takeda Pharmaceutical Company Limited」へ変更。
  • 2005年(平成17年) - 活性炭等事業子会社を、大阪ガスグループへ譲渡(現在、日本エンバイロケミカルズ株式会社)。
  • 2006年(平成18年)3月31日 - 藤沢市の湘南工場を閉鎖、43年の歴史に終止符。
  • 2006年(平成18年)4月3日 - 化学品事業だった「三井武田ケミカル株式会社」の株式を三井化学へ譲渡、武田食品工業株式会社の食品事業を、ハウス食品株式会社との合弁会社「ハウスウェルネスフーズ株式会社」へ譲渡(その後、株式譲渡)。
  • 2006年(平成18年)6月12日 - 創業225周年。
  • 2007年(平成19年)10月31日 - 農薬事業だった「住化武田農薬株式会社」の株式を住友化学に譲渡。
  • 2008年(平成20年)3月31日 - 「武田バイオ開発センター株式会社」を設立。
  • 2009年(平成21年) - 80mlノンカフェインドリンク剤「アリナミンR」、漢方処方による胃腸薬「ストレージシリーズ」を発売、旧:湘南工場跡地へ新研究施設を着工。
  • 2009年(平成22年)6月 - 神奈川県藤沢市に新研究施設として、新研究所を着工。
  • 2010年(平成22年)1月29日 - 会社設立85周年。
  • 2011年(平成23年)2月 - 湘南研究所を開設。
  • 2001年(平成23年) - 東日本大震災発生後「日本を元気に・復興支援」を開始。
  • 2011年(平成23年)6月12日 - 創業230周年。
  • 2011年(平成23年)9月 - スイスの製薬大手、ナイコメッド社の買収を96億ユーロ(約1兆円)で完了、自社販売地域が28カ国から70カ国に拡大。
  • 2012年(平成24年)1月 - グローバルでのワクチン事業強化した、ワクチンビジネス部を設立。
  • 2012年(平成24年)8月3日 - ジョンソン・エンド・ジョンソンが販売する一般用医薬品の日本国内での独占販売契約を締結。既に販売を行っている禁煙補助剤「ニコレット」に加え、同年10月から「アネトン」・「タイレノール」・「コールタイジン」・「バイシン」・「テレスHi」・「テラ・コートリル」・「テラマイシン」がラインナップに加わる(一部商品は販売提携扱いとなる)。
  • 2013年(平成25年)7月12日 - 長年、親しまれた大阪証券取引所第1部の上場を廃止。
  • 2013年(平成25年)7月16日 - 東京証券取引所と大阪証券取引所の現物株市場統合に伴い、新たに東京証券取引所第1部上場を指定替えに統合した。
  • 2013年(平成25年)9月4日 - 総合感冒薬「ベンザブロックプラスシリーズ」を発売。
  • 2013年(平成25年)10月1日 - 日東薬品工業が製造し、第一三共ヘルスケア時代について[1]から発売されていたカルシウム主薬製剤「新カルシチュウD3シリーズ」の日本における仕入販売に関する契約を同年3月に締結したことに伴い、同日から自社での販売を開始。
  • 2013年(平成25年)11月30日 - 次期Chief Executive Officer(CEO)候補として、グラクソ・スミスクラインのワクチン子会社社長だったクリストフ・ウェバー氏を招聘、2014年(平成26年)6月の株主総会および取締役会の承認を前提として、代表取締役社長 COO に就任し、長谷川閑史氏(現社長)が代表取締役会長 CEO に就任する予定と発表。
  • 2014年(平成26年)4月1日 - 100%子会社、武田バイオ開発センター株式会社を本体の医薬開発本部に統合。

「武田薬品」衝撃「懲罰賠償6100億円」はわずか45分で評決された(2014年4月)[編集]

武田薬品工業が糖尿病治療薬「アクトス」の発がんリスクを隠していたとして、米連邦地裁の陪審が出した60億ドル(約6100億円)もの懲罰的賠償金の支払いを命じる評決が波紋を呼んでいる。評決は判決ではなく、賠償が決まったわけではないが、賠償金は過去最大級で、武田株が急落するなどの「騒動」に発展。武田では“稼ぎ頭”として経営を支えたアクトスの後継薬が開発中止に追い込まれており、事業環境も厳しい。6月のクリストフ・ウェバー最高執行責任者(COO)の社長就任を前に、武田は大きな壁にぶち当たっている。

裁判は、アクトスの投与が原因でぼうこうがんになったと主張する米国人男性が、武田を相手取り起こした。原告側は、武田がアクトスとぼうこうがんの関連性についての情報提供を怠ったと主張していた。

アクトスをめぐっては米食品医薬品局(FDA)が2010年、服用でがんにかかる危険性が高まる恐れがあると発表。だが武田は、「がん発症リスクを隠した認識もなく、がんを引き起こす確かな根拠もない」と反論している。

結局、米ルイジアナ州ラファイエットの連邦地裁の陪審は、武田だけでなく販売提携する米イーライ・リリーにも30億ドル(約3100億円)の賠償支払いを求めた。武田の分と合わせると90億ドル(約9200億円)にも上る。

懲罰的賠償は、高額の賠償金を出させることで、加害者を「懲らしめる」と同時に、同様の事態を引き起こせば多額の賠償が求められることを世間に知らせ、再発防止につなげるのが目的だ。

ただ、懲罰的賠償を科すかどうかや、金額は陪審や裁判官の裁量に委ねられている。このため、被害者の状態や加害者の行為に対する判断者の「主観」が反映され、賠償額が過大になることもあるという。

米国ではマクドナルドの例が有名だ。熱しすぎたコーヒーでやけどしたニューメキシコ州の女性が損害賠償を求め、女性の主張が受け入れられる形で1994年、約300万ドルの賠償金を認める評決が出された。

また、たばこメーカー大手5社が、がんや心臓病などにかかったフロリダ州の喫煙者らに損害賠償を求められた集団訴訟では、総額約1450億ドルの賠償金を原告側に支払うことを命じる評決が2000年に下された。

ロイターによると、武田の事案について、陪審はわずか1時間10分で指摘された全14項目の問題の責任が武田にあると結論づけ、その後45分で巨額の賠償額を決定したという。

たばこメーカーほどではないが、武田のケースも過去にあまり例がない巨額賠償評決だ。武田は「到底承服できず、可能なあらゆる法的手段で争う」とのコメントを出し、評決の取り消しを求める方針を表明している。

アクトスは武田が1999年に開発し、ピークの2007年度には世界で3962億円を売り上げた。2011年に特許が切れるまで莫大な売り上げをもたらす「ブロックバスター」として、武田の屋台骨を支えた。販売額が大きいだけに、賠償額も上がったとみる向きもある。

とはいえ、カリフォルニア州など複数の裁判所の陪審も昨年、武田に損害賠償支払い義務があると認定したが、判事はいずれも評決を無効とした。業界では「今回も無効となる可能性が高い。少なくとも減額はされるだろう」と指摘する声が多い。

それでも武田が“無傷”で済むとはかぎらない。アクトスをめぐる米国での訴訟は数千件に上るといい、その対応には相応のコストが必要になる。今回の陪審が示した賠償費用が巨額だったことから、業績への影響に対する懸念も膨らみ、武田の株価は2014年4月8日に5%安と急落、年初来安値を更新した。

事業環境も厳しい。武田はアクトスの後継として糖尿病治療薬「ファシグリファム(TAK-875)」の開発を進めていたが、一部の患者に肝機能障害を引き起こす可能性があることがわかり、昨年末に開発中止を発表。後発薬との競合激化も頭をもたげており、世界との激しい競争の中、収益性を高めることは厳しくなっている。

6月には、長谷川閑史(やすちか)社長がスカウトしたライバル英製薬大手出身のウェバーCOOが社長に就任する。だが、就任前から解決すべき課題はめじろ押しだ。ウェバー氏の手腕に、否が応でも注目が集まる状況となっている。

社史[編集]

  • 武田百八十年史 1962年(昭和37年)発行。
  • 武田長兵衛 1982年(昭和57年)発行。
  • 武田二百年史(本編、資料編) 1983年(昭和58年)5月発行。
  • 武田二百年 1984年(昭和59年)6月発行、811ページ。

雑誌[編集]

  • 武田医療用医薬品添付文書集(病院様用、毎年)
  • 武田薬報(毎年)
  • 武田製品添付文書集(一般用医薬品・医薬部外品・医療用具 薬局・薬店様用、昭和時代 - 平成15年)
  • 武田薬品ヘルスケア製品添付文書集(一般用医薬品・医薬部外品 薬局・薬店様用、平成16年 - 現在)
  • タケダOTC製品ガイド(薬局・薬店様用、毎年)

企業スローガン[編集]

  • アリナミンでおなじみの武田薬品」(昭和29年 - 現在)
  • アリナミンAとタケダ胃腸薬でおなじみの武田薬品」(昭和40年 - 昭和45年)
  • アリナミンAとベンザでおなじみの武田薬品」(昭和45年 - 昭和54年)
  • アリナミンAでおなじみの武田薬品」(昭和55年 - 昭和62年)
  • アリナミンEXでおなじみの武田薬品」(平成5年 - 平成17年)
  • 健康の未来をひらく タケダ」(昭和44年 - 昭和46年)
  • またひとつ、生命科学の新しい成果」(昭和61年 - 平成4年)
  • self care 健康は、健康なときに考える。」(平成4年 - 平成5年)
  • 人々の健康とすこやかな生活に貢献する」(平成5年 - 平成15年)
  • 優れた医薬品の創出を通じて人々の健康と医療の未来に貢献する」(平成15年 - 現在)

主要事業所[編集]

本社[編集]

工場[編集]

研究所[編集]

  • 大阪工場地区研究部門(大阪工場内)
    • 〒532-8686 - 大阪府大阪市淀川区十三本町二丁目17番85号
  • 湘南研究所
  • 筑波リサーチセンター

※ 医薬研究本部所管の国内研究拠点(大阪工場地区、湘南研究所)

支店[編集]

全国14ヶ所支店
  • 札幌支店
  • 東北支店
  • 東京支店(東京本社内)
    • 〒103-8668 - 東京都中央区日本橋二丁目12番10号(タケダビル4階)
  • 北関東支店(東京本社内)
    • 〒103-8668 - 東京都中央区日本橋二丁目12番10号(タケダビル4階)
  • 千葉埼玉支店(東京本社内)
    • 〒103-8668 - 東京都中央区日本橋二丁目12番10号(タケダビル4階)
  • 甲信越支店(東京本社内)
    • 〒103-8668 - 東京都中央区日本橋二丁目12番10号(タケダビル4階)
  • 横浜支店
  • 名古屋支店
  • 大阪支店(本社内)
    • 〒540-8645 - 大阪府大阪市中央区道修町四丁目1番1号(武田御堂筋ビル3階)
  • 京都支店
  • 神戸支店
  • 中国支店
  • 四国支店
    • 〒760-0023 - 香川県高松市寿町二丁目2番10号(JPR高松ビル9階 → 高松寿町プライムビル9階)
  • 福岡支店

営業所[編集]

研修所[編集]

植物園[編集]

  • 京都薬用植物園

農場[編集]

  • 福知山農場

物流センター[編集]

  • 東日本物流センター
    • 〒341-0009 - 埼玉県三郷市新三郷ららシティ三丁目3番1号(三菱倉庫株式会社東京支店 埼玉第1営業所三郷配送センター内)
  • 西日本物流センター
    • 〒554-0031 - 大阪府大阪市此花区桜島三丁目4番24号(三菱倉庫株式会社 桜島第2営業所内)

ヘルスケアカンパニー[編集]

  • ヘルスケアカンパニー(社内カンパニー本部、東京本社内)
    • 〒103-8668 - 東京都中央区日本橋二丁目12番10号(タケダビル)
  • 営業部(ヘルスケアカンパニー内)
    • 〒103-8668 - 東京都中央区日本橋二丁目12番10号(タケダビル)
  • 営業部 営業統括室(ヘルスケアカンパニー内)
    • 〒103-8668 - 東京都中央区日本橋二丁目12番10号(タケダビル)
  • 営業部 営業推進室(ヘルスケアカンパニー内)
    • 〒103-8668 - 東京都中央区日本橋二丁目12番10号(タケダビル)
  • 広域量販グループ(ヘルスケアカンパニー内)
    • 〒103-8668 - 東京都中央区日本橋二丁目12番10号(タケダビル)
  • マーケティング部(ヘルスケアカンパニー内)
    • 〒103-8668 - 東京都中央区日本橋二丁目12番10号(タケダビル)
  • マーケティング部 お客様相談室(ヘルスケアカンパニー内)
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  • 医薬情報部(ヘルスケアカンパニー内)
    • 〒103-8668 - 東京都中央区日本橋二丁目12番10号(タケダビル)
営業所・研究所
  • 北海道・東北営業所 札幌事務所
    • 〒060-0001 - 北海道札幌市中央区北一条西十三丁目4番地(タケダ札幌ビル9階)
  • 北海道・東北営業所 仙台事務所
    • 〒980-0014 - 宮城県仙台市青葉区本町二丁目18番21号(武田薬品仙台ビル7階 → タケダ仙台ビル7階)
  • 関東統括営業所(ヘルスケアカンパニー内)
    • 〒103-8668 - 東京都中央区日本橋二丁目12番10号(タケダビル)
  • 北関東・甲信越営業所(ヘルスケアカンパニー内)
    • 〒103-8668 - 東京都中央区日本橋二丁目12番10号(タケダビル)
  • 東海・北陸営業所
    • 〒460-0003 - 愛知県名古屋市中区二丁目2番13号(名古屋センタービル7階)
  • 関西統括営業所
    • 〒541-0043 - 大阪府大阪市中央区高麗橋三丁目3番11号(淀屋橋フレックスタワー11階)
  • 中国・四国営業所
    • 〒730-0041 - 広島県広島市中区小町1番25号(武田薬品広島ビル4階 → タケダ広島ビル4階)
  • 九州営業所
    • 〒812-8603 - 福岡県福岡市博多区下川端町9番12号(福岡武田ビル4階)
  • 健康科学研究所(大阪工場内)
    • 〒532-8686 - 大阪府大阪市淀川区十三本町二丁目17番85号

子会社[編集]

日本

米州

欧州

アジア

過去の子会社

主要製品[編集]

医療用医薬品[編集]

かつての医療用医薬品[編集]

  • ダーゼン - 消炎酵素(セラペプターゼ)製剤(有効性の検証を断念し、2011年(平成23年)2月まで、自主回収を発表した

一般用医薬品・医薬部外品[編集]

ビタミン剤・ドリンク剤[編集]

  • アリナミンシリーズ(1954年(昭和29年) - 現在)
  • ハイシーシリーズ(1961年(昭和36年) - 現在)
  • アクテージシリーズ(2003年(平成15年) - 現在)
    • アクテージAN錠【第3類医薬品】
    • アクテージSN錠【第3類医薬品】
  • 新カルシチュウD3(製造販売元:日東薬品工業)
    • 新カルシチュウD3【第2類医薬品】
    • 新カルシチュウD3 グリーンT【第2類医薬品】
  • ベンザ滋養液【指定医薬部外品】
  • その他
    • ビタミンC「タケダ」【第3類医薬品】
    • ビタミンE「タケダ」【第3類医薬品】
    • フローミンエース【指定第2類医薬品】
    • パンビタンハイ【指定第2類医薬品】
    • トコロールEゴールド【第3類医薬品】(製造販売元:あすか製薬)

過去には「パンビタン」、「新パンビタンA」、「パンビタン100」、「フローミン」、「強力フローミン」、「ビタミンC錠「タケダ」」、「タケダビタミンC錠」、武田薬品とサントリーの共同開発した滋養強壮薬用酒「薬寿」、「タフナ」、「クールベ」、「ポリタン」ドリンクシリーズ(製造販売元:日本製薬(旧:大五栄養化学))、「トコロールEC」、「トコロールE」(製造販売元:グレラン製薬(現:あすか製薬))、「ストレスカップ」、カルシウム剤「ミネラ」(製造販売元:日本レダリー(現:ファイザー))を発売していた。

風邪薬・鎮咳去痰薬・口腔咽喉薬・鼻炎用薬[編集]

上記ブランドのほかに、コールタイジン点鼻液a【指定第2類医薬品】の販売提携を行っている。また、過去には「ノンメル」(製造販売元:千寿製薬)、「ソルタン」、「ソルタンS」、「ソルタンスプレー」(製造販売元:日本製薬(旧:大五栄養化学))を発売していた。

外用鎮痛消炎薬・外皮用薬[編集]

  • アクテージシリーズ
    • 貼るアクテージL【第2類医薬品】
    • 貼るアクテージミニ【第2類医薬品】
  • ロバックシリーズ
    • ロバックU【第2類医薬品】
    • ロバックHi【指定第2類医薬品】
  • その他
    • レダマイシン軟膏【第2類医薬品】
    • オスバンS【第3類医薬品】(製造販売元:日本製薬)
    • オスバンラビングA【第3類医薬品】

上記ブランドのほかに、ジョンソン・エンド・ジョンソンが販売するテレスHiシリーズ【指定第2類医薬品】、テラ・コートリル軟膏a【指定第2類医薬品】、テラマイシン軟膏a【第2類医薬品】の販売提携を行っている。また、過去には「プレマクリーム」、「プレマDクリーム」、「プレマDスプレー」、「ロバッククリーム」、「ロバック軟膏」、「ロバックSクリーム」、「ロバックS軟膏」(製造販売元:日本レダリー(現:ファイザー))、「ドナクリーム」(製造販売元:天藤製薬)、「クエスト99」、「クエストきずスプレー」、「クエスト虫さされ」(製造販売元:千寿製薬)を発売していた。

みずむし・たむし用薬[編集]

  • スコルバEX【指定第2類医薬品】

過去には水虫薬「スコーピオクリーム」、「スコーピオ液」(製造販売元:バイエル薬品)、スコルバ、スコルバクリーム、スコルバ液、スコルバSクリーム、スコルバS液、スコルバLX、スコルバLXクリーム、スコルバLX液、スコルバダッシュ、スコルバダッシュクリーム、スコルバダッシュ液、スコルバ24、スコルバ24クリーム、スコルバLXパウダーイン、スコルバEX液、スコルバEXクリーム、スコルバEX(ブルー)、スコルバEX(ピンク)を発売していた。

便秘薬[編集]

  • タケダ漢方便秘薬【第2類医薬品】
  • ハーブイン「タケダ」【第2類医薬品】
  • クリア【第2類医薬品】
  • ビオフェルミン便秘薬【第2類医薬品】(製造販売元:ビオフェルミン製薬)

整腸薬・下痢止め薬[編集]

  • ビオフェルミンシリーズ(製造販売元:ビオフェルミン製薬)

胃腸薬[編集]

  • タケダ胃腸薬シリーズ(1965年(昭和40年) - 現在)
  • タケダ漢方胃腸薬シリーズ(1970年(昭和45年) - 現在)
  • ビオフェルミン健胃消化薬錠(製造販売元:ビオフェルミン製薬)

過去にはダンチシリーズ、「スパリット」、「ポリタン胃腸薬」、「ポリタン胃腸薬A」、「スタンバイ胃腸ドリンク」を発売していた。

解熱鎮痛薬[編集]

  • フェリア【指定第2類医薬品】
  • グレランシリーズ(製造販売元:あすか製薬)
  • ドキシン錠【指定第2類医薬品】(製造販売元:あすか製薬)

上記ブランドのほかに、ジョンソン・エンド・ジョンソンが販売するタイレノールA【第2類医薬品】の販売提携を行っている。また過去には新グレランA、ハイグレラン、ハイグレランS(製造販売元:グレラン製薬(現:あすか製薬))、バイエルアスピリン(製造販売元:バイエル薬品)を発売していた。

鎮うん薬[編集]

  • タケダ乗り物酔い止め【第2類医薬品】

過去にはルージー、ルージー「学童用」、ルージーS、ルージーSジュニアを発売していた。

痔疾用薬[編集]

  • ボラギノールシリーズ(製造販売元:天藤製薬)

目薬[編集]

  • マイティアシリーズ(製造販売元:千寿製薬)
  • バイシンシリーズ(製造販売元:ジョンソン・エンド・ジョンソン)

過去には「ビドー」シリーズを発売していた。

漢方製剤・滋養強壮保健薬[編集]

  • ストレージシリーズ(製造販売元:ツムラ
  • ルビーナ【第2類医薬品】
  • ロックミンゴールド【指定第2類医薬品】

過去には「ロックミン」、「ルビーナセブン」を発売していた。

禁煙補助剤[編集]

  • ニコレットシリーズ(製造販売元:ジョンソン・エンド・ジョンソン)

コンタクトレンズ用剤[編集]

製造販売元:千寿製薬

  • マイティアCL O2レンズケア
  • NewマイティアイージーS
  • マイティアハードレンズ装着液【指定医薬部外品】

過去にはセンジュブランドのコンタクトレンズ用剤、マイティアCL ソフトレンズケア【医薬部外品】を発売していた。

医薬部外品・化粧品[編集]

  • オスバンウォッシュ(製造販売元:攝津製油
  • オスバンネオウォッシュ
  • スプリエホワイトECローション
  • シャンラブ(薬用入浴剤)
  • シャンラブハーブ
  • シャンラブエメラルドグリーン
  • シャンラブフロイデ

かつての医薬部外品[編集]

  • タケダフォーメン(男性化粧品)
  • スプリエクリーム
  • スプリエローション
  • スプリエホワイトCクリーム
  • スプリエホワイトCローション
  • スプリエホワイトECクリーム
  • 健好湯(薬用入浴剤)
  • シャンラブ・濁り湯
  • ベルミクリーム
  • ベルミスプレー
  • エー・ビー・ビー(製造販売元:グレラン製薬(現:あすか製薬))
  • グロヴィス(育毛剤)
  • グロヴィスμ
  • グロヴィスGX

かつての製品[編集]

ビタミン強化米[編集]

  • ビタライス
  • ポリライス
  • 新玄(後に武田食品工業より発売。現在はハウスウェルネスフーズより「新玄サプリ米 ビタミン・鉄分」として発売)
  • 炊きたてカルシウム(後に武田食品工業より発売。現在はハウスウェルネスフーズより「新玄サプリ米 カルシウム」として発売)

調味料[編集]

  • いの一番(後に武田食品工業より発売。その後、武田薬品工業と麒麟麦酒の合弁会社「武田キリン食品」に移行したが、武田薬品工業との合弁を解消してからは「キリンフードテック」からの販売に移行。その後「キリン協和フーズ」を経て現在は三菱商事系の「MCフードスペシャリティーズ」より発売)
  • 味一番(後に武田食品工業より発売)
  • タケシオ(後に武田食品工業より発売)
  • だし本番(後に武田食品工業より発売)
  • だし亭(後に武田食品工業より発売)
  • だしづくり(後に武田食品工業より発売。現在はハウスウェルネスフーズより発売)

清涼飲料水[編集]

  • C1000タケダシリーズ(現在はハウスウェルネスフーズより発売)
  • プラッシー(後に武田食品工業より発売。現在はハウスウェルネスフーズより発売)

殺虫剤[編集]

  • メルトン
  • メルトンエアゾル
  • 油虫とりメルトンエアゾル

活性炭[編集]

  • 白鷺(後に日本エンバイロケミカルズより発売)

塗料・しろあり防除剤[編集]

全てかつての製品(現在は日本エンバイロケミカルズより発売)

  • キシラデコール(油性木材保護塗料)
  • コンゾラン(水性木材保護塗料)
  • ハンマーライト(鉄部用塗料)取扱中止
  • キシラモン(業務用しろあり防除剤(油性))
  • ファーストガード(シロアリ防除剤(カプリン酸))
  • タケロック(シロアリ防除剤(クロチアニジン))

環境測定器[編集]

  • ELISAキット(製造販売元:和光純薬工業)

体温計[編集]

全てかつての製品。製造販売元:東芝硝子(現:AGCテクノグラス

  • ネオブルーA
  • ネオブルーレディA
  • ネオブルーチャイルドA
  • 東芝基礎体温表(後に旭テクノグラス(現:AGCテクノグラス)より発売)
  • マツダ体温計(1分計・3分計)
  • マツダ体温計おこさま用
  • マツダ婦人体温計(棒状)
  • 東芝電子体温計(実測式・ブザー付)(特納用)(後に東芝より発売) - 健康保険組合向け特納品。

入れ歯洗浄剤[編集]

  • ステラデント(輸入販売元:千寿製薬)

家庭園芸薬品・用品[編集]

本カテゴリの製品については、住友化学園芸を参照のこと。

農薬[編集]

武田薬品工業時代の生産完了品のみ掲載。現在、農薬事業は住友化学に売却されている。

  • 武田メル(有機水銀剤)
  • クワコナコバチ(クワコナカイガラムシ寄生蜂剤(クワコナカイガラヒメヤドリコバチ)) - わが国最初の天敵農薬。生産費が高くつくことを理由に発売から1年で終売となった。
  • 武田グラモキソン(パラコート
  • ナパール水和剤(カルタップ・メソミル水和剤)

ほか多数

関連会社[編集]

グループ内[編集]

連結子会社[編集]

  • 武田ヘルスケア
  • 日本製薬
  • 武田医薬データサービス
  • 和光純薬工業 - 化学品メーカー、富士フイルムグループと資本業務提携している。
  • 水澤化学工業 - 化学品メーカー、三井物産と資本業務提携している。

ほか合計39社(2014年(平成26年)3月31日現在)

持分法適用関連会社[編集]

  • 天藤製薬 - の薬・ボラギノールシリーズの製造元

ほか合計17社(同)

グループ外(提携会社)[編集]

※括弧内の株式の所有割合は2014年(平成26年)3月31日現在。

下記の企業の医薬品を武田薬品が販売したり、武田薬品の医薬品を受託生産するなど業務提携関係を構築している。

過去のグループ会社[編集]

主なスポンサー番組[編集]

一社提供番組[編集]

武田薬品工業一社提供テレビ番組

冠スポンサー番組[編集]

※いずれもタイトルは「タケダスポーツスペシャル」として放送しているが、現在は終了。

複数社提供テレビ番組(主に30秒)[編集]

過去

日本テレビ系

フジテレビ系

TBS系

テレビ朝日系

テレビ東京系

ラジオ[編集]

  • JRNナイター
    1987年-1994年(水曜日のスポンサー)
    1995年-2005年(火曜日のスポンサー)

補足[編集]

  • ウルトラQウルトラマンウルトラセブンなどが放送されたTBS系「タケダアワー」(CMソングは「タケダ」のコールを繰り返す)のオープニングキャッチに登場する建物は、大阪市淀川区十三本町に所在する武田薬品工業大阪工場内の中央研究所第1棟・第2棟である。現在の建物はCM撮影後に中央研究所第3棟の増築および屋上の看板が変更されている(現在はCM撮影当時と比べるとミツウロコ及びタケダの文字部分が点灯しない・タケダの字体が変更されている)。
  • CMソングはその後1980年代にABC制作・テレビ朝日系列で放送された「三角ゲーム・ピタゴラス」と「世界一周双六ゲーム」でリニューアルバージョンが放送された。また、1993年(平成5年)にオープニングキャッチのCMソングの替え歌バージョンが武田薬品工業の風邪薬ベンザエース」(当時は鷲尾いさ子、京野ことみが出演)のCMソングに使われた。
  • 2005年(平成17年)には室井滋が出演した「アクテージAN錠」のCMソングとしても使われたが、新たに曲付きの物を作ったのではなく、室井が、「タケダタケダタケダ〜のアクテージAN錠」とアカペラで歌っていた(2009年(平成21年)頃までは「室井さんのおすすめ篇」としていた)。
  • 提供クレジットは、1989年まで「武田薬品」と表示していたが、現在は「タケダ」と表示している。ただし、読み上げは「武田薬品」のままである。

歴代CM出演者[編集]

現在[編集]

過去[編集]

その他の出来事[編集]

税務問題
2006年に同社は、大阪国税局の税務調査で、移転価格税制の適用を受け571億円を追徴課税された。これについて同社は異議申立てを行い、2012年(平成24年)4月6日に同国税局は異議申立てを認め、追徴課税を返還することを決定。

脚注[編集]

  1. それ以前は藤沢薬品工業ゼファーマ時代が販売した。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

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