鬼作

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鬼作
対応機種 Windows 98/Me/2000/XP
開発
発売元 エルフ
発売日 2001年3月30日(CD)
2001年9月28日(DVD)
価格
ジャンル 盗撮陵辱立身出世アドベンチャー
レイティング 18禁
コンテンツアイコン
キャラクター名設定 不可
エンディング数
セーブファイル数
セーブファイル容量
メディア CD-ROM2枚(CD)
DVD-ROM1枚(DVD)
ゲームエンジン
画面サイズ 640×480 high color
BGMフォーマット PCM
キャラクターボイス フルボイス
CGモード あり
音楽モード あり
回想モード Hシーンのみあり
メッセージスキップ 全文/既読
オートモード あり
備考 DVD版は『鬼畜探偵 禿作』込み

鬼作(きさく)は、2001年3月30日エルフより発売された18禁アドベンチャーゲームである。

伊頭家シリーズ(または『おやぢシリーズ』)』の第3作目に当たる。前作の『臭作』と同様に鬼作は主人公としての登場である。また、このゲームを原作にしたOVAもリリースされた。

概要[編集]

代表取締役の座を辞して1クリエイターに戻った蛭田昌人が世に送り出した作品。+ 恋愛の要素は無く、盗撮による脅迫と凌辱シーンが中心となっている。 シリーズ2作目『臭作』が隠しカメラ類を駆使した罠を張るのに対して、本作ではさりげなくつかんだチャンスによる盗撮と、キャラクターの後ろめたい秘密と弱みを探り当てて脅迫するのに重きを置いたのが特徴。また、管理人の他に営業マンとして功績を挙げる要素があり、単純にシナリオの選択肢をつぶすとエンディングという流れにはならないよう工夫されている。おまけ要素的(一部はクリアに必要)に、テニスゲーム・ボウリングゲーム・ビンゴゲームのミニゲームが作中に登場する。1990年代後半から泣きゲーを中心にした純愛系がアダルトゲームの主流を占める中、年間10万本のセールスを記録する大ヒット作となった。(しかし、同時期エルフは純愛系の『あしたの雪之丞』をリリースしている)

ストーリー[編集]

次兄臭作の死亡を新聞で知った伊頭家の末弟鬼作。兄達に能無しと蔑まれていた鬼作は「オレは兄貴達のようにはならねぇ」と、心に誓うのであった。そんな鬼作が新聞の下に目を落とすと杉本製薬社員寮の臨時住込み管理人の募集の広告が載っていた。これこそ天佑と思った鬼作は早速応募、面接官から渋い顔をされるが採用される。こうして鬼作は杉本製薬とそれを取り巻く人たちを己の鬼畜の美学を完遂させる生贄として付け狙うのであった。

登場人物[編集]

*声優は非公開

伊頭鬼作(いとう きさく)
本編の主人公で遺作臭作の弟。ボサボサ頭に無精ヒゲ、ジャージ姿に黄色いタオルという外見は二人の兄によく似ている。杉本製薬社員寮臨時住込み管理人兼営業部員として平凡なサラリーマンを装いつつ、女性社員の弱みを握ろうと会社に寮にと暗躍する。
三波撫子(みなみ なでしこ)
杉本製薬人事課長三波の新妻。控え目で大人しい性格で世間に疎い。三波と共に社員寮に住んでいる。
君崎宏美(きみさき ひろみ)
杉本製薬営業1課所属で鬼作の同僚。身持ちが固い割りに恋愛慣れしておらず男に騙されやすい性格。ライバル製薬会社エーハイル製薬の営業マンと密かに接触している。
白石桃子(しらいし ももこ)
杉本製薬の受付嬢。献身的で家庭的な性格。鬼作の事を「かわいそうな人」と思っている。実家は田舎で民宿を営んでいる。
姫野優里(ひめの ゆうり)
杉本製薬営業部長姫野の一人娘。ややファザコンで人見知りの激しい性格。優等生だが、ガラの悪い女の子のグループと付き合っている。
秋本葵(あきもと あおい)
姉のお見合いの付添の折、姉の見合い相手鬼作と出会う。のちに鬼作の営業先、神憑り医院の看護婦として登場。ややお人よしで鬼作の事をあっさり信用してしまう。ちなみにナース服は野々村病院によく似ている。
末広円香(すえひろ まどか)
杉本製薬営業1課所属で鬼作の1年先輩。あっけらかんとした性格で、初め鬼作の事をバカにしていた。中年男好きで部長の姫野と不倫関係。
柏木綾乃(かしわぎ あやの)
杉本製薬会長秘書。野心が高く、目的達成には手段を選ばない性格。実は元AV女優
杉本翔子(すぎもと しょうこ)
会長の孫娘。やや子供っぽくワガママな性格。鬼作の事を「おじさん」と呼んでなつくが・・・。
三波敬吾(みなみ けいご)
杉本製薬人事課長。エリート意識が強く、鬼作の事を見下す。会社が鬼作を買いかぶるのが気に入らず無理難題を押し付けて鬼作を追い出そうと画策する。撫子と二人で社員寮暮らし。
佐田賢治(さだ けんじ)
製薬審議会の主事。権限を盾に賄賂を要求する小悪人。ある日優里に援助交際を強要していた所を鬼作に見つかり、鬼作に利用される。
姫野達也(ひめの たつや)
杉本製薬営業課部長。ある日新薬の価格設定を巡って佐田に手を焼いていた所、佐田の弱みを握った鬼作があっさり解決した事から鬼作を正社員にするよう本社に推薦する。妻との夫婦関係は冷え切っており円香と不倫中、娘の優里の事は大事にしているが、不倫がばれている事に気付いていない。
蟹江祐司(かにえ ゆうじ)
杉本製薬営業課課長。元エーハイル製薬社員であったが、姫野のスカウトで杉本製薬に入社している。姫野との間はしっくりいっておらず、杉本製薬の内情をエーハイルに漏らしている。女癖が悪く密かに桃子に惚れている。
金本信(かねもと しん)
エーハイル製薬営業課長。蟹江のタレコミで宏美が騙しやすいと情報を受けて宏美を篭絡、宏美から社外秘の情報を入手している。
陣野新馬(じんの しんま)
ゲーム途中で登場。杉本製薬営業課の新入社員。一見すると好青年だが、その実女好きで鬼作の鬼畜道を邪魔する。不機嫌になると能面のような顔になる。
会長(かいちょう)
杉本製薬の会長で、豪快かつおおらかでワガママな性格。鬼作の事をすっかり気に入ってしまう。孫娘の翔子のさらに上を行くワガママに振り回されている。
秋本鈴(あきもと りん)
葵の姉で会長によって鬼作と見合いをする。医療機器メーカー勤務の一般人。作中では後姿のみ。
謎の少女(なぞのしょうじょ)
ある条件をクリアすると登場する。見た目小学生位の女の子で、ある日突然鬼作の部屋のキッチンで泣いている所を発見され、以後鬼作の部屋に居座る。

スタッフ[編集]

  • 企画:蛭田昌人、下田篤
  • テキスト:蛭田昌人
  • キャラクターデザイン・作画監督:堀部秀郎
  • 原画:堀部秀郎、新藤克太
  • プログラム:森岡忠明
  • 音楽:国枝学、分本真規
  • ED曲:「芋虫
    • 作詞・作曲:鈴木研一 編曲・歌:人間椅子

『鬼畜探偵禿作』[編集]

鬼畜探偵禿作』(きちくたんていはげさく)は『鬼作』を元にファンクラブ向けに製作されたパロディファンディスク。2001年6月に販売、後に『鬼作 DVD-ROM版』にコンテンツとして収録。

鬼作によく似たハゲおやぢ探偵禿作をあやつって会長から依頼を受けた探し物探索と三波夫妻殺人事件の犯人探しを行う。

関連商品[編集]

『鬼作 THE ANIMATION』
ピンクパイナップルより発売された18禁OVA、全6巻。
  • 第一発「ファザコン娘はパパの前で追い込め!」 2002年1月25日発売
  • 第二発「美人看護婦はお見合いで追いこめ」 2002年3月22日発売
  • 第三発「美人受付嬢は海水浴で追いこめ!」
  • 第四発「美人秘書は接待で追いこめ!」
  • 第五発「社長令嬢は誕生ぱ~てぃで追いこめ!前編」 2002年12月20日発売
  • 第六発「社長令嬢は誕生ぱ~てぃで追いこめ!後編」 2003年3月発売
  • 「鬼作 ULTIMATE 汁だく」(上記6巻の総集編) 2004年5月14日発売
『鬼作-魂-(SPIRIT)』
ピンクパイナップルより発売された18禁OVAで、『鬼作 THE ANIMATION』の続編オリジナルストーリー、全3巻。
  • 復帰第一発「伊頭家の食卓」 2004年5月28日発売
  • 復帰第二発「渡る世間は鬼畜ばかり」 2004年8月27日発売
  • 復帰第三発「はぐれ鬼畜純情派」 2005年7月22日発売
(『鬼作-魂-(SPIRIT)』オリジナルキャラクター)
  • 草木(くさき)
某会社の係長。外観は鬼作に瓜二つだが、性格は全く正反対でうだつの上がらないお人よし。会社からは万年係長と馬鹿にされている。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]