都営バス門33系統

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大江戸線にも負けない地元の足[編集]

  • 都営地下鉄大江戸線開業時、勝どき - 両国まで6駅も並行し、その結果半減させられてしまった門33。しかしこの後は路線バスの底力を見せつけることになる。他の系統がダイヤ改正の度に少しずつ減っていく中で、門33の本数はあまり減っていない。確かに、乗ってみると各停留所での客の入れ替わりが多く、地下鉄の駅以外での乗降も多い。
  • もともと本数が多く、沿線住民がバスに抵抗がなかったことで、手軽なバスの利便性が評価され、それなりの実績を出しているのだろう。山手線内から見ると羨ましい話である。

多彩な折り返し[編集]

  • 現在の門33は亀戸駅行きと豊海水産埠頭行きしかない。つい最近までは都04の出入庫として緑一丁目 - 豊海水産埠頭の区間運転があったが、都04が深川に移管された今では消滅した。実は門33には、様々な行き先が存在したのである。
  • まずは豊海水産埠頭 - 両国駅。清澄通りを都営両国駅前まで北上した後、現在の両28と同じように両国駅を回って折り返していた。朝夕のみ運転だったが、都営地下鉄大江戸線改編に伴い消滅した。
  • さらに一時期運転されていたのは豊海水産埠頭 - 墨田区役所。かつて墨田区役所は両国駅近くにあったが、それが現地に移転したときに設定されたものである。これは2年ほどで消えてしまった。
  • 代替当時に存在したのは晴海埠頭行き。勝どきから晴海三丁目を経由して晴海埠頭を終点とするものだが、通勤利用を見込んでいたのだろうか。代替当初は豊海水産埠頭発着90回、晴海埠頭が110回と、晴海埠頭発着のほうが本数が多かったという点も面白い。
  • 逆側で見ると、「柳島止まり」というのが目を引く。東京都電車時代の終点だったからであるが、代替当初は実に7割の便が柳島止まりであった。しかし素人目に見ても他系統と連絡のない柳島で止めるなら亀戸駅まで行かせるほうが妥当であり、結局昭和53年に柳島止まりは全廃され、全便亀戸駅まで行くようになったのである。
  • その他、朝ラッシュ時のみ存在した押上始発や、現在も始発のみ残る門前仲町発着など、長いだけあって様々な枝線があった。もっとも今では、花火などで臨時に門前仲町発着を出す程度であろう。